2009年3月14日、重慶市のある大型レストランで、500羽ものハトが一斉に大空へと放たれた。レストランは溢れんばかりの風(fēng)船で飾られ、とりどりの花火が上がり、管弦楽団による生演奏が響き渡った。店舗5階の壁面からは幅10數(shù)メートル以上、長(zhǎng)さは地階にまでに至る巨大ポスターが吊るされた。ポスターには、ある男性の肖像寫真が派手にプリントされている。店舗の上空には「劉梁先生、誕生日おめでとう！」と、でかでかと書かれたグライダーが旋回する。これは、50萬(wàn)元(約720萬(wàn)円)も費(fèi)やしたという個(gè)人の誕生パーティーの光景なのだ。チャイナフォトプレスの報(bào)道。

【その他の寫真】

この日、誕生日を祝ったのは金屬業(yè)を営む劉梁(リウ?リアン)さん。49歳にして1億元(約14億3000萬(wàn)円)を超える資産を築いているから、そのパーティーの規(guī)模も半端なものではない。1卓3000元(約4萬(wàn)3000円)ものごちそうが用意されたうえ、600人の出席者にはお返しとしてクリスタルの灰皿が配られた。

このパーティーを企畫したのは劉さん本人ではなく、その妻。1年も前から夫に內(nèi)緒で準(zhǔn)備を進(jìn)めていたという。劉さん自身はパーティーについて前日まで知らなかった。パーティー會(huì)場(chǎng)では、劉さんの過去9か月の足跡を追った10分間にわたるビデオも披露された。劉さんの妻や兄弟たちが、何か大事なイベントがあるたびにイベント會(huì)社のスタッフに依頼して、劉さんの様子をこっそり撮りためたものだという。劉さんはこの催しに「ほんとに思いもかけなかった！」を連発するばかりだったという。(翻訳?編集/愛玉)