2009年3月18日、18日付第一財(cái)経日報(bào)は関係筋の話として「中國の1月末の外貨準(zhǔn)備高が前年末と比べて約300億米ドル減少した」と伝えた。単月の減少幅で2000年以來、約9年ぶりの大きさとなる。中國の08年末の外貨準(zhǔn)備高は1兆9460億米ドルと世界1位だった。

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外貨準(zhǔn)備高の減少についてまず挙げられるのは、保有外貨の為替変動(dòng)による資産価値の目減りだ。中國の外貨準(zhǔn)備高の70％は米ドル建て資産で、その大部分が米國債といわれている。米財(cái)務(wù)省が16日発表した國際資本流動(dòng)報(bào)告によれば、中國は米國の國債発行額の6％に相當(dāng)する7400億米ドルを保有している。

投資銀行、中國國際金融（CICC）の哈継銘首席エコノミストによれば、米國債と米政府機(jī)関債の価格下落で、中國の1、2月の外貨準(zhǔn)備高は約466億米ドル目減りしたもよう。さらにユーロの対米ドル相場下落で420億米ドルが消失しており、この2要因だけで886億米ドルの資産が失われた計(jì)算となる。

2番目に挙げられるのは外貨準(zhǔn)備を利用して行った海外株投資による損失。英フィナンシャルタイムズは以前に、「中國國家外貨管理局は海外株式市場に少なくとも約1600億米ドルを投じたが、世界的な株安で800億米ドルの含み損を計(jì)上した」と報(bào)じている。

また08年第4四半期（10?12月）以降に鮮明となった外貨流出の加速も外貨準(zhǔn)備高を減少させる要因。1、2月は1000億米ドルの資産が國外に流出したとの試算もある。

中國人民銀行は4月中旬に09年第1四半期（1?3月）の外貨準(zhǔn)備高の統(tǒng)計(jì)を発表するが、専門家の間では、金融危機(jī)が持続する中、中國の外貨準(zhǔn)備高の減少傾向は今後も続くとの見方が支配的だ。（翻訳?編集/HI）