2009年3月28日、米國営ラジオ局ボイス?オブ?アメリカ(VOA)電子版中國語サイトの報(bào)道によると、四川省楽山市で26日、中國人民解放軍の兵士1人が市民の襲撃を受けて軽傷を負(fù)った。犯人は依然逃走中。四川省に隣接する重慶市でも今月19日に人民解放軍の兵士1人が銃撃され、死亡するという事件が発生しており、その関連性も問われている。

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香港の中國人権民主化運(yùn)動(dòng)ニュースセンター(中國人権民運(yùn)信息中心)によると、襲撃されたのは四川省楽山市の人民解放軍149師団の兵士。事件発生當(dāng)時(shí)は軍営で歩哨に立っていたが、不審者を発見したため身分証の提示を求めたところ、短刀で胸部を刺されたという。兵士は軽傷ですんだものの、犯人は現(xiàn)場から逃走し、依然捕まっていない。

事件は中國國內(nèi)ではほとんど報(bào)道されていない。また、香港紙の記者などが問い合わせたところ、四川省新聞弁公室と楽山市政府の両機(jī)関は事件について「把握していない」としている。しかし、前出の中國人権民主化運(yùn)動(dòng)ニュースセンターによると、中國軍部は事件を受けて警戒態(tài)勢を強(qiáng)めている。四川省成都市在住の人権活動(dòng)家によると、四川省內(nèi)および重慶市の街頭では緊張狀態(tài)が見てとれるようだ。

四川省はチベット自治區(qū)と隣接している。チベットおよび周辺では、今月10日にチベット蜂起50周年を迎えるにあたって警備が増強(qiáng)されており、現(xiàn)在も多くの武裝警官が市內(nèi)をパトロールしている。そうした狀況下、今月19日には四川省にほど近い重慶市で、人民解放軍兵士の銃撃事件が起こった。襲われた兵士は死亡、さらに所持していた自動(dòng)小銃と銃弾が奪われた。香港やシンガポールのメディアは、犯人はチベット獨(dú)立派4人と報(bào)じている。今回の楽山の襲撃事件では現(xiàn)在、重慶の事件との関連性も含め捜査が進(jìn)められている、と伝えられている。(翻訳?編集/愛玉)