2009年4月2日、英BBC放送の中國語版は中國公安部が1日から、刑務(wù)所の受刑者や留置場の容疑者を虐待から守ることを目的としたキャンペーンを始めたと報(bào)じた。期間は6月30日まで。

【その他の寫真】

中國では受刑者や容疑者が虐待が疑われるような不可解な死を遂げるケースが後を絶たず、社會(huì)問題化している。その多くは當(dāng)局側(cè)が責(zé)任を問われることはなく、真相は闇に葬られたままだ。例えば2月だけでも、雲(yún)南省の刑務(wù)所內(nèi)で他の受刑者と一緒に「目隠し鬼ごっこ」をしていたとされる受刑者が「誤って頭を壁にぶつけ死亡」した事件や、陝西省で女子中學(xué)生の殺害容疑で取り調(diào)べを受けていた高校生が「急に顔色が悪くなって突然死」した事件が発生している。

また、國連拷問禁止委員會(huì)も中國で受刑者や容疑者に対する虐待が日常的に起きているとする報(bào)告を発表している。中國公安部は今回のキャンペーン期間中に全國の警察官に対し、順法意識(shí)や職業(yè)道徳、人権尊重に関する徹底した再教育を行うという。記事は今回の措置に対し「當(dāng)局が事実上、虐待事件の存在を認(rèn)めたことになる」と指摘している。（翻訳?編集/NN）