2009年4月3日、メラミン汚染粉ミルク事件発生以來、販売不振が続いている中國の乳製品業(yè)界では現(xiàn)在、粉ミルクの在庫が最低でも30萬トン、市場価格で約50億元（約725億円）分にまで膨らんでいる。関係者はこの狀態(tài)が続けば再び大量の乳牛を殺して生産能力を圧縮せざるを得ないと危機(jī)感を抱いている。21世紀(jì)経済報道が伝えた。

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中國乳業(yè)協(xié)會の王丁棉（ワン?ディンミエン）常務(wù)理事によると、汚染粉ミルク事件が発覚した08年9月以來、中國の國産粉ミルクは深刻な販売不振に陥り、08年11月の段階で在庫が30萬トンに達(dá)した。その後の販売回復(fù)と、乳牛の処分による生産能力の圧縮により、在庫は10萬トンまで減った。しかし現(xiàn)在、生産能力が縮小した狀態(tài)にもかかわらず在庫が再び30萬トン以上に積みあがっており、狀況はさらに深刻になっているという。

粉ミルクの在庫増の原因は、乳製品全體の販売不振と関係が深い。原乳は日持ちしないため、業(yè)界では過剰な原乳を日持ちする粉ミルクの生産にまわし、原乳の廃棄を回避してきた。しかし、外國産粉ミルクの値下りなどで再び販売不振に陥り、在庫が急増した。

寧夏回族自治區(qū)では、昨年末に37萬頭いた乳牛を生産調(diào)整のため強(qiáng)制的に減らした結(jié)果、現(xiàn)在は25萬頭にまで激減しているという。王常務(wù)理事は「これ以上の乳牛処分は中國乳製品業(yè)界のさらなる悪化を招く」と危機(jī)感を表明し、政府による救済策に望みを託している。（翻訳?編集/HA）