2018年1月10日、慰安婦問(wèn)題をめぐる15年末の日韓合意を破棄しない方針を決めたことについて、韓國(guó)の文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)が「満足していない」との考えを明らかにした。聯(lián)合ニュースなど複數(shù)の韓國(guó)メディアが伝えた。

文大統(tǒng)領(lǐng)は同日午前、大統(tǒng)領(lǐng)府で新年の記者會(huì)見(jiàn)を開(kāi)き、合意を破棄しない方針を決めたことについて「日韓両國(guó)間の公式合意であるため、十分に満足できずとも現(xiàn)実的に最善を探らなければならなかった」と述べた。また、「なぜ再交渉を求めないのかとの質(zhì)問(wèn)が出るだろう」とし、その理由について「基本的に慰安婦問(wèn)題は真実と正義によって解決するしかない。日本が真実を認(rèn)め、元慰安婦のおばあさんたちに謝罪し、再発しないよう國(guó)際社會(huì)と共に努力すれば、和解と許しが待っているだろう」と説明した。さらに、「被害者を除いた狀態(tài)で両政府が條件のすり合わせをしても問(wèn)題は解決しない。日本側(cè)には真実と正義という原則に立った解決を促していくが、過(guò)去の合意を破棄し、再交渉する問(wèn)題ではない」と強(qiáng)調(diào)した。

また、日本政府が拠出した10億円については「日本と被害者が同意した上で慰安婦問(wèn)題を解決する目的で使用できることが望ましい」とし、「日本や慰安婦被害者、市民団體と協(xié)議していく必要がある」との考えを示した。

これについて、韓國(guó)のネットユーザーからは「意味が分からない。それならなぜ再交渉を宣言したの？」「公約はどうなる？」「被害者を裏切り、また泣かせるつもり？」「文在寅政府の外交力に期待していたのにがっかり」「結(jié)局、文大統(tǒng)領(lǐng)も慰安婦被害者を利用しただけ」など不満のコメントが多く寄せられている。文大統(tǒng)領(lǐng)は大統(tǒng)領(lǐng)選挙の時(shí)に何度も「慰安婦合意の再交渉」を宣言していた。

一方で「言葉の裏に隠された意図に注目するべき。文大統(tǒng)領(lǐng)はうまくやっている」「信頼を保った上で日本の罪を國(guó)際社會(huì)に広めていくということ。とても賢い戦略だ」などと指摘する聲もみられた。（翻訳?編集/堂本）