2009年4月9日付の上海証券報によると、國家電力調(diào)度通信センターは8日、3月の全國の電力消費量が前年同月比1．4％減少したと発表した。減少幅は1月の13．3％に比べ大幅に縮小。政府が昨秋打ち出した4兆元の內(nèi)需刺激策を追い風に、化學工業(yè)や鉄鋼業(yè)など一部製造業(yè)の生産活動が回復期に入り、電力需要の減少に歯止めがかかったとみられる。

3月の電力消費量を地域別にみると、四川省が前年同月比10．2％増、新疆ウイグル自治區(qū)が15．5％増、チベット自治區(qū)が10．2％増と內(nèi)陸部で増加幅が大きかった。沿海部では広東省が1．6％、山東省が0．4％、上海市が1．5％増えた。一方で、遼寧省、山西省、內(nèi)モンゴル自治區(qū)などは2けたのマイナス。沿海部では浙江省が3．4％減、福建省が1．5％減、江蘇省が0．2％減などとなった。

ただ発電量は減少した。3月の全國の発電量は前年同月比0．71％減の2867億2900萬キロワット時、1?3月の累計では前年同期比1．89％減の7811億200萬キロワット時となった。

3月の1日平均発電量をみると、上旬が前年同期比1．44％増の93億7000萬キロワット時となったのに対し、中旬は同1．34％減の92億2800萬キロワット時、下旬が同2．08％減の91億5800萬キロワット時に落ち込んだ。

中信証券のアナリストは、上旬の発電量の増加は営業(yè)日が前年より1日多かったことが要因だと指摘した。（翻訳?編集/HI）