2009年4月12日、四川省成都市に住むある中年男性が、19年前に別れた初戀の相手のために自分の肝臓を提供しようとしている。華西都市報(bào)が伝えた。

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成都市の華西醫(yī)院第2病棟の一室では、ベッドに橫たわる女性?張さん（43歳）をつきっきりで看病する男性?范さん（44歳）の姿があった。夫婦にも見(jiàn)える2人だが、実際は戀人同士だ。自貢市出身の2人は幼なじみ。誰(shuí)もが結(jié)婚すると思った2人だったが、ある日「范さんが浮気している」との噂が流れた?！刚`解だ」と主張する范さんと、彼を信じることができない張さん。1990年、若い2人は怒りにまかせて別れを決意、數(shù)か月後にそれぞれ結(jié)婚した。

2004年のある日、范さんは母親から張さんが肝硬変を患っていると聞き、14年ぶりに彼女と連絡(luò)をとることにした。すると彼女は03年に離婚、しかも范さんをずっと想い続けていたことが分かった。妻とは別居狀態(tài)で、こちらも初戀の女性を忘れられずにいた范さんは、病院のある成都市に張さんを連れて引っ越し、食堂を開(kāi)いて治療費(fèi)を稼ぎながら、彼女の看病に専念した。

今年1月、病狀が悪化した張さんを救うには生體肝移植しかないと知った范さんは、移植條件に合致したため自分の肝臓を提供することを決意。だがこれには母親が猛反対。前妻や張さん自身も反対しているうえに、手術(shù)費(fèi)の20萬(wàn)元（約290萬(wàn)円）が用意できないという。さらに2人が正式に結(jié)婚しなければ提供も許されないのだが、張さんは「これ以上迷惑をかけたくない」と頑として結(jié)婚を承諾しない。范さんは「どんな困難があろうとも絶対に移植手術(shù)を受けさせる」と固い決意を語(yǔ)っている。（翻訳?編集/本郷）