2009年4月14日、全國36都市を?qū)澫螭巳恕─蜗M(fèi)動向を探った「08年全國都市住民調(diào)査(CNRS)」の結(jié)果が発表された。調(diào)査結(jié)果に見られる08年のキーワードは、娯楽やレジャーに重きを置いた「エンジョイ消費(fèi)」と言えそうだ。中國の大手調(diào)査會社?CTR市場研究の特別提供記事。

【その他の寫真】

CTR市場研究による同調(diào)査で探った消費(fèi)者の支出內(nèi)訳を見ると、娯楽やレジャーに関する支出が目立ち、その成長率は前年比22％増。続いて食品(19％増)、住宅、被服、日用品(いずれも12?13％増)となった。娯楽やレジャーは新しい分野、インタラクティブな分野に人気。ペットやネット関連での消費(fèi)が伸びている。また、生活必需品以外のデジタル製品に市民の食指が動いている。各種新型テレビの予約購入率は前年比53％増、デジタルカメラが同15％増となっている。自動車、ジュエリーも好調(diào)。以上の結(jié)果から、人々の消費(fèi)は日常生活を維持する「基本消費(fèi)」から、生活のクオリティを充実させる「エンジョイ消費(fèi)」に動きはじめていることがわかる。

無論、支出増の背景にはCPI(消費(fèi)者物価指數(shù))の上昇があることは見逃せない。08年の平均収入が前年比17％増だったことに鑑みれば、収入幅を支出が上回る傾向が見てとれ、消費(fèi)者の生活は金融危機(jī)などの情勢を受けてやや苦しくなってきていると思われる。

また、消費(fèi)者の成熟度が上昇していることにも注目したい?！袱瑜昀硇缘膜恕埂缸陨恧违拴`ズを熟考し」「自発的に決斷する」という傾向が育ってきており、多くの消費(fèi)者が「商品選定に時間をかけ、手間を惜しまない」「衝動的な買い物をしない」「価格よりブランド重視という観念を捨てた」「専門家やオーソリティの意見を盲目的に信じない」と回答していることからも、彼らの冷靜さが見てとれる。

このように活発な消費(fèi)活動が報(bào)告された08年であるが、下半期から消費(fèi)を圧迫する金融危機(jī)の影響が続き、今年の消費(fèi)傾向はやや冷え込み気味になると予想される。そんな中、大きなポテンシャルを有しているのが中規(guī)模都市の消費(fèi)者だ。09年以降は彼らのニーズをつかみ、彼らの市場を捉えることが重要課題になってくるだろう。(翻訳?編集/愛玉)

■CTR市場研究

本社を北京に置く中國の大手調(diào)査會社。國內(nèi)最大の調(diào)査網(wǎng)を持ち、市場調(diào)査と分析、コンサルティングを業(yè)務(wù)とする。消費(fèi)者指數(shù)、消費(fèi)動向、メディア戦略、醫(yī)療、自動車、金融、電子通信機(jī)器などの幅広い分野で展開する。