2009年4月19日、南京大虐殺を描いた陸川（ルー?チュアン）監(jiān)督の映畫「南京！南京！」の試寫會(huì)で日本人俳優(yōu)が興奮した観客から罵倒された事件について、當(dāng)の陸川監(jiān)督がその一部始終を自身のブログに掲載した。

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映畫「南京！南京！」の試寫會(huì)は各地で大成功を収め、チケットの売れ行きも「レッドクリフ（赤壁）」をしのぐ勢(shì)いを見せている。浙江省杭州市で開かれた試寫會(huì)には2000人収容の會(huì)場(chǎng)に約2400人の観客が詰めかけた。映畫の上映が終わり、會(huì)場(chǎng)が明るくなったところで監(jiān)督と出演者による舞臺(tái)あいさつが始まったのだが、ステージのすぐそばまで観客が駆け寄ってきて、試寫會(huì)というよりコンサート會(huì)場(chǎng)のようだった。

「こんな映畫を作ってくれてありがとう！」という観客の聲に私も感動(dòng)する。1人の観客が立ち上がり、日本人俳優(yōu)の中泉英雄に「どんな気持ちでこの映畫に出演したのか？」と質(zhì)問したのだが、他の観客がすかさず「打倒日本帝國(guó)主義！」と叫び、さらに別の観客が日本語(yǔ)で「バカ！」と怒鳴った。中泉は一瞬引きつった表情を見せて沈黙、會(huì)場(chǎng)は重い雰囲気に。だが客席から「日本人俳優(yōu)にそんなことを言うものではない」「彼らこそ尊敬に値する」「彼らは勇敢だ！」という聲が次々とあがり、會(huì)場(chǎng)全體が熱い拍手に包まれた。さらに1人の若者が「ありがとう、日本の友達(dá)」と日本語(yǔ)で聲をかけると、中泉は涙を浮かべた。

控え室に戻った中泉は聲を殺して泣きだしたのだが、試寫會(huì)の責(zé)任者が「いやな思いをさせてすみませんでした」と謝ると、「いや、そうじゃない。泣いているのは中國(guó)が素晴らしいからだよ」と答えていた。（翻訳?編集/本郷）