2009年4月20日、中國(guó)で、今まで観察されなかった種類の渡り鳥が越冬するなどの異変が起きている。はっきりとした原因は不明なものの、関係者は地球溫暖化や環(huán)境悪化が原因の可能性もあるとみて注目している。北京科技報(bào)が伝えた。

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中國(guó)鳥類學(xué)會(huì)の副理事長(zhǎng)で、中國(guó)科學(xué)院新疆生態(tài)?地理研究員の馬鳴（マー?ミン）氏によると、ヨーロッパ原産のマヒワ（スズメ目アトリ科）は、00年に新疆ウイグル自治區(qū)西部に位置するイリ市で観察されたものの、同地區(qū)內(nèi)では越冬していなかった。しかし9年後の現(xiàn)在、マヒワは同地區(qū)內(nèi)で越冬しているだけでなく、同自治區(qū)省都のウルムチ市からさらに東約へ100kmに位置するジムサル県でも発見されるようになっており、わずか10年足らずの間に居住地區(qū)を800kmも東へ拡大しているという。

馬氏によると、「渡り鳥は通常、冬を暖かい南方で過(guò)ごし、春に繁殖のため北に戻るというように、季節(jié)によって南北の移動(dòng)を行う。しかし、近年、マヒワだけでなく、オオカワラヒワやキオアジなど以前は中國(guó)で観察されなかった多くの鳥が東へ移動(dòng)してきており、鳥のこれまでの習(xí)性からは考えられない現(xiàn)象が起きている」と語(yǔ)った。

こうした狀況について、「地球溫暖化や環(huán)境破壊が原因」と指摘する専門家もいる。一方、馬氏は「環(huán)境の変化が影響していると思われるが、鳥が東方へ移動(dòng)しているはっきりとした原因は分かっていない」としつつ、「外來(lái)種の大幅な繁殖は現(xiàn)地の生態(tài)系を破壊するだけでなく、農(nóng)作物などへの影響も大きい」とコメントしている。（翻訳?編集/HA）