2009年4月20日、上海モーターショーが開幕し、目下世界最大の自動車市場を誇る中國で、ゼネラル?モーターズ（GM）、フォード?モーター、クライスラーのアメリカ3大自動車メーカー「ビッグスリー」と中國自動車メーカーとの戦いの火蓋は切って落とされた。経営危機からアメリカ政府の救済を受けた満身創(chuàng)痍のフォードやGMだが、中國市場では圧倒的な販売シェアを誇る。20日付けマレーシア紙「新海峽時報」の記事を「環(huán)球時報」が伝えた。

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迎え撃つ地元中國の「吉利自動車」や「奇端自動車」も販売シェアでは負(fù)けてはいない。両社ともに世界市場で戦うブランド力を付けるため、ここ數(shù)年めざましい変化を遂げている。アメリカの市場研究會社であるTNSの北アジア地區(qū)自動車研究擔(dān)當(dāng)の包亦農(nóng)（バオ?イーノン）主任はモーターショーの開會式で「今回の経済危機は中國自動車業(yè)界にはチャンスだ」と語った。

小排気量の自動車に対し稅金を減免するという政府の景気刺激策もあり、3月の中國自動車市場は販売臺數(shù)が108萬臺となった。さらに政府によると第1四半期の売り上げは前年同期比6％の増加で、264萬臺が販売された。また一方で、TNSが1000人に対して調(diào)査を行ったところ、45％の潛在的買主が購入を控えており、4分の1が購入費用を減らそうと考えている。

包氏は「こうした要素は中國の自動車メーカーにとって有利だ」と語る。海外のメーカーに比べ中國車は安く、「中國の一般消費者の心理をつけば、中國メーカーは大きな利益をあげるだろう。富裕層をターゲットとする海外メーカーとの差別化を図れば、大衆(zhòng)向け自動車としての位置を確保できるはずだ」という。しかしアメリカメーカーの売り上げは依然好調(diào)で、例えばGMは3月の中國市場での月間売上記録を更新しており、5年以內(nèi)に中國市場で200萬臺を売る計畫を発表する予定となっている。（翻訳?編集/小坂）