2009年4月28日、7日間の日程で開(kāi)催された第13回上海國(guó)際モーターショーが幕を閉じた。金融危機(jī)の影響で世界の自動(dòng)車(chē)市場(chǎng)が低迷を続ける中、新車(chē)販売で米國(guó)を抜き世界トップに躍り出た中國(guó)市場(chǎng)に、世界の各メーカーから熱い視線が注がれた。

【その他の寫(xiě)真】

組織委員會(huì)が発表したデータによると、厳しい経済危機(jī)にもかかわらず、今回のモーターショーには輸入車(chē)316臺(tái)、國(guó)産車(chē)602臺(tái)の計(jì)918臺(tái)が展示された。うち、世界初公開(kāi)となった新型車(chē)は13車(chē)種に上った。來(lái)場(chǎng)者は60萬(wàn)人を超え、7219人の記者が訪れた。いずれの數(shù)字もこれまでの記録を塗り替え、上海モーターショー史上最多となった。

世界中の自動(dòng)車(chē)メーカーが各地のモーターショーから次々と撤退する中、上海モーターショーだけに出展するメーカーも少なくない。一部の専門(mén)家は、今回の上海モーターショーが今年唯一の國(guó)際モーターショーになるかもしれないとみている。

同ショーでは、浙江省と上海市の富豪20人からなるグループが、わずか30分にも満たない時(shí)間內(nèi)でドイツのポルシェが出展した「パナメーラ（Panamera）」を19臺(tái)も予約した。パナメーラは4ドア4人乗りのスポーツカーで、車(chē)體価格は160萬(wàn)元（約2240萬(wàn)円）?250萬(wàn)元（約3500萬(wàn)円）。予約した男性は「BMWとベントレーとポルシェ?カイエンを持っているけど、もう自分では運(yùn)転したくないからね。運(yùn)転手を雇って乗るなら、4ドアのパナメーラがピッタリ」と話す。さすがは勢(shì)いのある中國(guó)市場(chǎng)とでもいうべきか。こうした事態(tài)にポルシェ側(cè)は驚きを隠せない様子で、「我々が予想していた予約受注臺(tái)數(shù)は、ここ中國(guó)ではあまりにも臆病な數(shù)字だったようだ」と語(yǔ)っている。

その一方で、「自主ブランドの盛宴」と謳われた同モーターショーも、ふたを開(kāi)けてみればパクリ自動(dòng)車(chē)が並び、日本をはじめとする海外メディアに大きく取り上げられた。そのパクリぶりはといえば堂々たるもので、ロールスロイス、マツダ?デミオ、BMWのMINIなどなど、本物かと見(jiàn)まごうほどのパクリ車(chē)がズラリ。価格は本物の半値程度で、「中國(guó)の消費(fèi)者は似ているなら安い方を選ぶ」と海外メディアから揶揄される結(jié)果となった。（取材/レコードチャイナ）