2009年4月29日、メキシコや米國を中心に豚インフルエンザの感染が拡大し、世界保健機(jī)関（WHO）もその警戒レベルをフェーズ4に引き上げ、各國に迅速な対応を求めている。こうした中、海外で食品業(yè)や旅行業(yè)を営む中國系住民にも影響が出ている。中國新聞社が伝えた。

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イタリアでは豚肉市場(chǎng)が低迷、華人が経営する食品店では豚を用いた商品の販売量が60％以上も減少した。プラートで食品店を経営する男性は「豚インフルの発生以降、豚肉を購入する客が激減した。華人は豚肉を特に好んで食べるが、今は牛肉などに切り替えている」と語る。スペインでも同様の話が聞かれる。

多くの感染者が確認(rèn)されている米國でも、大きな影響が出ている。カリフォルニアで中華料理店を経営する男性は「シリコンバレーではまだ感染者が出たとは聞いていないが、メキシコ系移民が多く集まるショッピングセンターなどはやはり怖い」と語る。この男性は店內(nèi)の消毒を強(qiáng)化、従業(yè)員にも手洗いを徹底するよう指示しており、狀況によっては一時(shí)閉店も考えているという。

こうした中、旅行業(yè)への影響も深刻だ。中南米からの観光客の受け入れ停止や、これらの國々へのツアーを見合わせる旅行社が相次いでいる。米國の中國系旅行社の関係者は「アメリカ同時(shí)多発テロ事件、イラク戦爭(zhēng)、SARS、そして世界的な金融危機(jī)で打撃を受けていた観光業(yè)に、ここにきて豚インフルエンザが重なった。影響は大きくなるだろう」と話した。（翻訳?編集/小坂）