2009年4月29日、「われこそが中國(guó)北部と南部の境界地點(diǎn)」と主張し、南北境界線を謳った橋梁を建設(shè)していた江蘇省淮安市で、シンボル建築「中國(guó)南北境界線標(biāo)識(shí)」を含む橋梁全體がついに完成し、5月1日より公開(kāi)されることになった。橋の完成まで紆余曲折があっただけに、地元民にとっては感激もひとしおだろう。チャイナフォトプレスの報(bào)道。

【その他の寫(xiě)真】

完成した「境界線標(biāo)識(shí)」は07年に企畫(huà)が持ち上がったが、それに「待った」をかけたのが河南省信陽(yáng)市。南北の境界線としてふさわしいのはこちらだと主張してきたのである。

これに対し、長(zhǎng)江、黃河に並ぶ中國(guó)第3の大河である淮河のほとりに位置する淮安市は、地理?気候上においても南北の境界である上に、古くから水上交通と陸上交通の交替地點(diǎn)であり、同市を境界として言語(yǔ)や風(fēng)俗における文化にはっきりと「南北差」が表れることから、歴史上でも文化上でもわが市こそが「南北の境目」と反論。中國(guó)科學(xué)院の専門(mén)家らもこれを支持したことから、めでたく工事を開(kāi)始した。

しかし08年11月、第2のトラブルが発生。この橋梁は30年代に建てられた歴史的建造物「紅橋」の橋腳を利用しながら、橋の中央部に地球を模した球形のシンボルをとりつける計(jì)畫(huà)だったが、設(shè)置した梁の位置が低すぎたため、身長(zhǎng)160cm以上の人がこのシンボル部分を渡ろうとすると頭がつかえて通れないという事態(tài)に陥ってしまったのである。通行不能の橋など橋ではない！ということで、調(diào)整を加えながら、このたびやっと完成に漕ぎつけたという。(翻訳?編集/愛(ài)玉)