2009年4月30日、最近歐州で続々と開店する日本料理レストランについて、イタリア在住の中國人が「中華網(wǎng)」のブログページに「その多くが中華レストランからの転業(yè)」だと伝えた。

【その他の寫真】

「空軍司令」を名乗る男性作者は「実録レポート、歐州の中華レストランはなぜ次々に日本國旗を掲げるのか？」という文章を掲載した。彼は最近、イタリアだけでなく歐州全土で中華レストランが日本レストランに次々と生まれ変わっていると指摘。數(shù)日前まで赤い大きな中國式ランタン（燈篭）を下げていたレストランが、ある日突然、日本風(fēng)の外裝に日本の國旗を掲げ、日本提燈を下げているというのだ。

1990年代、歐州では中華料理ブームが起こり、ローマ、ロンドン、パリなどの大都市では200軒から300軒の中華レストランがオープンした。2000年代にはその數(shù)が飽和狀態(tài)にまで膨れ上がり、レストラン同士でし烈な生存競爭が生じた。SARSとメラミン混入ミルク事件が発生すると中華レストランは大打撃を受ける結(jié)果に。そのうえ、昨年の世界的な金融危機(jī)の影響で、売り上げは激減したという。そんななかで和食ブームは衰えを見せず、健康志向の歐州人に深く愛されている。

今では中國人だけでなく、ベトナム人やマレーシア人、フィリピン人が開業(yè)した日本レストランも多く見られるようになった。日本食が世界中でブームになっている背景に、日本料理の持つ獨(dú)特の素晴らしさがある。味や器、風(fēng)情にいたるまで徹底して“おもてなし”にこだわる日本人の姿勢を、我々も學(xué)ばなければならないと思うのだが…。（翻訳?編集/本郷）

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。