2009年5月、レコードチャイナのライターによる個(gè)人ブログ「全人類(lèi)の中國(guó)分析」は、4か月連続で販売臺(tái)數(shù)世界一を記録した中國(guó)の自動(dòng)車(chē)市場(chǎng)の勢(shì)いは「しばらく続く」と指摘。自らも自動(dòng)車(chē)を購(gòu)入せざるを得なくなった経験を踏まえて、「空気の汚染と交通事情の悪化で、車(chē)がないと命にかかわると感じるようになってきた」として、北京など一部の都市を除いて中國(guó)は、だんだん、車(chē)がないと不便な社會(huì)になってきているという現(xiàn)狀を紹介している。

【その他の寫(xiě)真】

同ブログの內(nèi)容は以下の通り。

■中國(guó)自動(dòng)車(chē)市場(chǎng)、なおも好調(diào)！08年の販売予想を1000萬(wàn)臺(tái)乗せへ上方修正―中國(guó)

01年以降の中國(guó)の自動(dòng)車(chē)販売臺(tái)數(shù)は、以下のように推移しています。

2001年 127萬(wàn)臺(tái)

2002年　 191萬(wàn)臺(tái)

2003年　 296萬(wàn)臺(tái)

2004年　 338萬(wàn)臺(tái)

2005年　 397萬(wàn)臺(tái)

2006年　 517萬(wàn)臺(tái)

2007年　 879萬(wàn)臺(tái)

2008年　 930萬(wàn)臺(tái)

2009年　1020萬(wàn)臺(tái)（予想）

上の記事によると、中國(guó)の自動(dòng)車(chē)市場(chǎng)は4か月連続で販売臺(tái)數(shù)世界一を記録しています。

この勢(shì)いはしばらく続くでしょう。

中國(guó)の人口を仮に14億人として、137人に1人が今年新車(chē)を購(gòu)入する計(jì)算になります。まだまだ潛在的に大きな市場(chǎng)です。近い將來(lái)1500萬(wàn)臺(tái)くらいまではすんなり伸びていくのではないでしょうか。

2007年がひとつの転換點(diǎn)になっています。一般市民に、自家用車(chē)をもつことが現(xiàn)実的に受け入れられるようになった年です。この変化は大きいです。

実はわたしも、2007年に車(chē)を購(gòu)入した者の1人です。

スズキと長(zhǎng)安自動(dòng)車(chē)の合弁會(huì)社?長(zhǎng)安鈴木のSX4セダン、中國(guó)語(yǔ)では「天語(yǔ)」と呼ばれている車(chē)です。

個(gè)人的なことで申し訳ありませんが、それまで自転車(chē)で子どもを幼稚園に送迎していたのが、空気の汚染と交通事情の悪化で、車(chē)がないと命にかかわると感じるようになってきたことが理由のひとつ。公共の交通手段では仕事がこなせなくなった事情もありました。

北京など一部の都市を除いて中國(guó)は、だんだん、車(chē)がないと不便な社會(huì)になってきています。たとえばわたしの住むこの町では、車(chē)が増えて、道路が込むとバスも不便になる（地下鉄などありませんから）。それで、ますます多くの人が車(chē)を買(mǎi)うことになるのですが、そうすれば、車(chē)がなければ生活できない人がさらに増えるのです。車(chē)が増えることで、自転車(chē)レーンや歩道は狹められ、代わりに車(chē)線(xiàn)が増えます。排気ガスで空気も汚れ、汚い空気から逃れるために車(chē)を買(mǎi)う人がどんどん増え、どうしようもない悪循環(huán)に陥っていく…。

中國(guó)が、將來(lái)どういう都市環(huán)境をつくることを目指しているのか、そのビジョンが必要ですが、経済成長(zhǎng)至上主義を取っている限りは、なかなか難しいものがあります。

車(chē)がなくても安全で便利な都市というのは、経済的な成熟の指標(biāo)のひとつではないかと思っています。

1．6リッター以下の自動(dòng)車(chē)購(gòu)入に限り消費(fèi)稅の5％への引き下げ措置（通常10％）、ガソリン価格の20％近い値下げとガソリン稅の導(dǎo)入延期措置などのゆえに、自動(dòng)車(chē)販売臺(tái)數(shù)が金融危機(jī)のなかにあっても伸びているというのは事実です。

しかし、自動(dòng)車(chē)の増加の理由として見(jiàn)落とされがちな、他のいくつかの潛在的理由に目を向けなければなりません。そのひとつが、多くの市民を車(chē)を買(mǎi)わざるを得ない狀況に追い込むインフラと都市環(huán)境政策です。前者の減稅による優(yōu)遇政策の効果は一時(shí)的ですが、後者は超長(zhǎng)期的に働く要素ですから。

中國(guó)政府も苦しいところにあるのかもしれません。

今年は會(huì)社で、一気吉林大発の森雅を購(gòu)入しました。日本のダイハツは生産していないようですが、インドネシアなどでも生産している、途上國(guó)向けのハッチバック多目的車(chē)です。比較的安価ですが、基本性能はばっちり、大量の荷物が積めます。営業(yè)?配送用にぴったりです。

社用なので中國(guó)ブランドも考えていましたが、故障率の高さと買(mǎi)った後のサービスが不安で、あきらめました。

1020萬(wàn)臺(tái)の販売臺(tái)數(shù)予想にもかかわらず、まだ臺(tái)數(shù)の大半を日本メーカーやドイツメーカー、そしてGMや現(xiàn)代など外國(guó)企業(yè)と現(xiàn)地企業(yè)との合弁メーカーが占めています。中國(guó)ブランドが優(yōu)秀な自動(dòng)車(chē)を作り、それが中國(guó)人に受け入れられるまでには、もう少し時(shí)間がかかりそうです。（筆者：あるレコチャ?ライター）

■「全人類(lèi)の中國(guó)分析」は「中國(guó)ニュースを材料に、情報(bào)を正しく解読することの大切さを伝える、あるレコードチャイナ?ライターのブログ。GoogleBloggerに掲載。