2009年5月、雑誌「同舟共進(jìn)」は、中國(guó)在住の日本人コラムニスト?加藤嘉一氏のコラム「日中関係の『?jiǎn)栴}の源』はなにか」を掲載した。

【その他の寫(xiě)真】

加藤氏は日中の衝突が外交というよりむしろ內(nèi)政面に由來(lái)するものと指摘する。第一に制度の問(wèn)題。頻繁な日本の首相交代は中國(guó)に「日本の政治は信頼に値せず、長(zhǎng)期的な対日政策を策定できない」との印象を與えているという。同様に日本にも「中國(guó)の體制は不透明であり、長(zhǎng)期的な対中政策の樹(shù)立はできない」との意見(jiàn)がある。そして第二に歴史問(wèn)題があげられる。中國(guó)人の多くは「日本人は歴史を知らず、反省していない」と考えており、日本人の多くは「中國(guó)人は歴史問(wèn)題を言うばかり」と考えている。こうした「問(wèn)題の源」が互いに信頼関係を築けない現(xiàn)狀につながっているという。

問(wèn)題が內(nèi)政にあるといっても外交的な解決の努力は必要だと加藤氏は指摘、そのために3つの方法を提言している。

第一に両國(guó)首脳のシャトル外交を制度化すること?，F(xiàn)在、毎年交互に両國(guó)首脳が訪問(wèn)するようになっており、日本の首相が靖國(guó)神社を參拝することさえなければこうした首脳外交が停滯する可能性は低いと見(jiàn)ている。

第二に頻繁かつ広範(fàn)な交流を確保すること。貿(mào)易、高級(jí)官僚、社會(huì)文化、青少年などの交流を支援すること、経済と文化の交流の雙方が必要だと提言している。

第三に危機(jī)管理體制の具體化。現(xiàn)在、日中関係が好転しつつあるなか、唯一の「不安定要素」は「突発的な事件」だという。なにかの事件が起きて一方のナショナリズムが高揚(yáng)すればもう一方のナショナリズムも反発して高まり、負(fù)のスパイラルに陥る狀態(tài)にある。ゆえに両國(guó)の各界関係者が危機(jī)への対応方法を確立し、政府から民間までの連絡(luò)ルートを設(shè)けることが必要だと主張した。

加藤氏は、日本と中國(guó)は今、歴史の十字路に立っており、交流、すなわち外交の重要性を認(rèn)識(shí)する必要があると主張、雙方の各界関係者による外交的努力が內(nèi)政の問(wèn)題を乗り越え、日中関係をさらに高いレベルに引き上げるものと確信していると述べている。（翻訳?編集/KT）

●加藤嘉一氏

日中関係などを主な専門(mén)分野とするコラムニスト、コメンテーター。國(guó)費(fèi)留學(xué)生として、北京大學(xué)國(guó)際関係學(xué)院に03年より在籍中。各メディアやフォーラムで活躍するほか、現(xiàn)地中學(xué)校の日本語(yǔ)講師、同時(shí)通訳者としても活動(dòng)する。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。