2009年5月26日、インターネット実験室は「2008年中國ソフトウェア海賊版率」に関する調(diào)査報(bào)告を行った。2008年のソフトウェアの海賊版率は47％で、2007年の56％から低下した。また、ソフトウェアの権利保護(hù)を目的とした米國の非営利団體「ビジネスソフトウェアアライアンス」（BSA）はこのほど世界の海賊版率に関する報(bào)告を発表、世界のコンピューターの38％がなお海賊版ソフトをインストールしており、うち82％が中國市場のものだった。大手ポータル?網(wǎng)易の科學(xué)技術(shù)版が伝えた。

【その他の寫真】

中國工程院の倪光南(ニー?グアンナン)院士は「インターネット実験室の発表は信頼に足りるが、BSAの統(tǒng)計(jì)は商用ソフトウェアと個(gè)人使用ソフトウェアが混同されており、根拠の信頼性が疑わしい」と語り、「個(gè)人使用のパソコンで考えれば海賊版率は相當(dāng)に低いはずだ」と語った。中國國家知的財(cái)産権局もBSAに質(zhì)問狀を提出したが、反応はないという。

2008年現(xiàn)在、中國で使用されているパソコンの臺數(shù)は1億426萬臺で、海賊版ソフトの搭載數(shù)は一臺のパソコンにつき2007年の調(diào)査では1．30であったが、2008年には0．92に減少。販売された有料ソフトウェアの數(shù)から計(jì)算すると、海賊版率は2007年の56％から47％に減少した。特にOSの海賊版率の減少は明らかで、2006年が68％、2007年が39％であったのに対し、2008年には29％まで減少した。

また、昨年のソフトウェア産業(yè)の総売上は7573億元（約10兆6000億円）。うちソフトウェアの売上総額は3166億元（約4兆4300億円）で、総売上の42％を占め、昨年同期に比べ32％増加。海賊版による経済損失は6％減少した。海賊版が減少した理由として、政府と企業(yè)が協(xié)力して海賊版対策を徹底させたことが考えられるという。（翻訳?編集/小坂）