2009年5月28日、BBC放送中國語サイトは、天安門事件の記憶が風(fēng)化しつつある中國の現(xiàn)狀を伝えた。

【その他の寫真】

今年6月4日は天安門事件20周年の記念日となる。しかしあの悲劇の歴史は今や中國人の記憶から薄れつつある。80年代、90年代生まれの若者にいたってはほとんど知る機(jī)會すらない。

こうした動きは海外でも同様だ。臺灣の馬英九（マー?インジウ）総統(tǒng)は今年、関連イベントには出席しない。恐らく同様にメッセージを送ることもないだろう。もう一人、変化を印象づけた人物がペロシ米下院議長。1991年に天安門広場を訪問した際にはカメラの前で「民主化に命をささげた烈士におくる」との垂れ幕を掲げたこともある。今月24日からペロシ議長訪中にあわせ、北京市では「ようこそ、ペロシ！中國の人権に注目してください」との垂れ幕をもったデモが行われた。しかしエネルギー?環(huán)境問題を議題とするために訪中した同議長が人権問題に言及することはなく、民主化を望む市民には肩すかしとなった。

長足の進(jìn)歩をとげた中國は當(dāng)時と全く狀況が異なっている?！弗撺单ぅ腴_発者より道ばたの卵売りのほうが収入が上」と呼ばれた知識人不遇の時代も今は昔。大學(xué)教授が100萬元（約1400萬円）の収入を得ることすら難しいことではない。たとえそれが貧しい農(nóng)民たちの犠牲の上にあったとしても、だ。今やほとんどの中國人が天安門事件を知らず、また知ろうと思わなくなっている。（翻訳?編集/KT）