2009年6月9日、新華社（電子版）によると、中國衛(wèi)生部が同日発表した「2008年全國職業(yè)衛(wèi)生監(jiān)督管理工作情況」の中で、2008年に中國で新たに確認された職業(yè)病が1萬3744件に上ったと報告した。職業(yè)病病例が多い業(yè)種の上位3位は炭鉱業(yè)、有色金屬関連、建設業(yè)だった。

【その他の寫真】

報告によると、職業(yè)病の発癥情況はなお厳しいものがあり、特に以下の3點が指摘された。一つめは、じん肺の発癥數(shù)が多く、発癥にいたるまでの勤続年數(shù)が短くなっていること。2008年に新たにじん肺を発癥した人の割合は全職業(yè)病のうち78．79％にも達している。さらに、発癥までの勤続年數(shù)は平均17．04年と2007年に比べ2．35年短くなっており、10年以下の発癥例は3420件あった。

二つめは、職業(yè)中毒の発癥が職業(yè)ごとに集中していること。急性職業(yè)中毒では一酸化炭素、塩素、硫化水素中毒が最も深刻で、化學工業(yè)、炭鉱業(yè)、冶金業(yè)に集中している。慢性職業(yè)中毒では鉛及び鉛化合物、ベンゼンや二酸化炭素中毒が比較的多く、有色金屬、機械、化學工業(yè)に集中している。

三つめは、中小企業(yè)において職業(yè)病の発癥が増えていること。特に、2008年は慢性職業(yè)中毒の69．85％が中小企業(yè)に集中していた。

統(tǒng)計によると、粉塵、石綿（アスベスト）、有機溶剤など職業(yè)病を発癥させる物質(zhì)を扱う企業(yè)は全國で11萬社余り。建設プロジェクトは7261件、衛(wèi)生技術を提供する組織は861あった。中國衛(wèi)生部は職業(yè)病に対する予防措置の徹底を各部門に要求するとともに、特に粉じんや鉛、カドミウムを取り扱う中小企業(yè)に対策を求めた。（翻訳?編集/小坂）