2009年6月9日、在中國米國大使館のドン?ワシントン參事官は、米連邦裁判所が今年5月、銀行の資金を橫領(lǐng)し米國に逃亡した許超凡（シュー?チャオファン）元支店長らに有罪判決を下したことに觸れ、「米國は中國とともに、腐敗官僚の取り締まり強化を望んでおり、米國を汚職官僚の逃げ場所にする気はない」と発言した。10日、環(huán)球時報が伝えた。

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中國銀行広東省開平支店では歴代元支店長3人が1991年からおよそ10年にわたり銀行資金を橫領(lǐng)していた。一部容疑者は米國に逃亡したが、元支店長の許超凡被告ら4人が現(xiàn)地で逮捕された。今年5月、米連邦裁判所は橫領(lǐng)、マネーロンダリングの容疑を認め、懲役25年という重罰を下している。

中國では汚職した官僚、企業(yè)家の海外逃亡事件が相次いでいるが、中國が死刑制度を?qū)g施していることを理由に他國は犯罪者の身柄引き渡しを拒否してきた。開平支店の事件は海外へ逃亡した中國高官が國外で裁かれ重刑を受けた初のケースとなった。ワシントン參事官は「今回の事件は海外への逃亡犯に安全な場所はないという強烈なメッセージを送るものだ」と話している。

中國人民大學(xué)國際関係學(xué)院の金燦栄（ジン?ツァンロン）副院長は、「米國が逃亡した汚職官僚取り締まりに積極的な姿勢を見せるようになったのは、中國との各方面での協(xié)力を必要とする中、こうした問題で中國國民の反感を買うのは得策ではないと判斷したため」と指摘している。（翻訳?編集/KT）