2009年6月11日、全國で今月7?8日に実施された大學入學統(tǒng)一試験において、吉林省の一部の試験會場で大規(guī)模な不正行為が行われたと伝えられた。中國のラジオ局?中央人民広播電臺の報道番組「中國之聲」の報道を中國広播網(wǎng)が報じた。

【その他の寫真】

調(diào)べによると、同省松原市?九臺市?農(nóng)安県の一部の試験會場で解答の書き寫しやイヤホンを使った不正行為が行われたという。試験初日、イヤホンを通じて外部から解答を入手する不正が行われたことは明らかだったが誰もそれを咎めることはなく、翌8日の試験でも続いて不正が行われた模様。ある受験生は、英語の試験では何人もの受験生が耳にイヤホンをつけていたと話している。しかも、不正が発覚しても、試験官はイヤホンを沒収するだけで、受験を続けさせていた。また、試験官として試験會場に向かった教員が受験生の保護者らに囲まれ暴行を受けたり、不正を取り締まる公安警察の車両が保護者らから妨害に遭っていたという。

吉林省の関係部門は、大がかりな不正行為が行われたことを問題視しており、公安警察と協(xié)力して不正が行われた狀況を調(diào)べ、厳格な対応をするとしている。また、中國教育部も事態(tài)を重く見ており、公安機関と協(xié)力し実態(tài)解明に努めるとしている。（翻訳?編集/岡田）