2009年6月11日、「人民論壇」に掲載された文章によると、公務(wù)員試験の受験を経て黨幹部キャリアの道を進(jìn)む若者が少なくないが、彼らが汚職の潛在的発生源となっているという。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

清華大學(xué)の楊燕綏（ヤン?イエンスイ）教授は、公務(wù)員の職場(chǎng)における多くの「不文律」が、理想を掲げて公務(wù)員を目指した正直で潔白な若者を墮落させていると指摘、「腐敗を防ぐ自浄機(jī)能を構(gòu)築することを最大の対策とすべきだ」と述べた。楊教授は、自浄機(jī)能のない多くの政府系組織では、新米官吏は「組織への敵対か汚職か」という非常に難しい二者択一を迫られており、それが官吏の墮落と人民への背反、そして公務(wù)員職の社會(huì)的不信任を招いていると論じている。同教授によると、31歳から45歳は、若い公務(wù)員が指導(dǎo)的立場(chǎng)へ移行していく時(shí)期だが、この時(shí)期に不正収入という不文律の洗禮を受けると、その公務(wù)員はかなりの確率で墮落する、という。

遼寧師範(fàn)大學(xué)の孫立樵（スン?リーチャオ）教授も、「保身が汚職との同化につながる」と指摘。孫教授は、公務(wù)員の間の暗黙の了解が、既に中國(guó)社會(huì)の流行病になっており、人々のこれに対する反感は容認(rèn)へと変わり、そして今また容認(rèn)は羨望へと変化している現(xiàn)実に目を向けよと警笛を鳴らした。（翻訳?編集/津野尾）