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14日、熊の手をはじめ、さまざまな野生動物を「珍味」として珍重する中國の価値観が、海外諸國にとってはとうてい受け入れられるものではないとする中國紙の取材結(jié)果が報じられた。
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2009年6月14日、広西チワン族自治區(qū)で今月7日、密猟の犠牲になったと思われる國家級保護動物?ツキノワグマの手173個が押収されたが、こうした熊の手をはじめ、さまざまな野生動物を「珍味」として珍重する中國の価値観が、海外諸國にとってはとうてい受け入れられるものではないとする中國紙の取材結(jié)果が報じられた。環(huán)球時報の報道。
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中國において熊の手を食するようになったのはおよそ2300?2400年前と見られている。中國全土の美味を集めた宮廷料理「満漢全席」の1メニューとしても知られる(注:現(xiàn)在はラクダの足や豚足で代替されている)。とくに冬眠を終えたばかり、春先の「右手」は最高級品とされ、闇業(yè)者によると1つ3000?4000元(約4萬3000?5萬8000円)の値がつくこともあるという。味は豚の脂身に似ておりとくに美味というわけではないようだが、高タンパクでコラーゲン豊富だという。ちなみに、熊の膽汁を乾燥させた「熊膽(ゆうたん)」という漢方薬材は、胃腸癥狀や肝臓に効果があるとして珍重されている。食による健康管理を重んじる中國人のこと、「滋養(yǎng)のためなら」との理由で、さまざまな“ゲテモノ”を食す勇気のある人も存在する。
英紙?ガーディアン電子版が5月15日付で、「野生動物を食する習慣があるのはなにも中國だけではない。ただし、その規(guī)模から考えれば、世界でこれほど野生動物を食する國はないと言える」と報じた際にも、世界各國から驚きと非難のコメントが1600件も寄せられたという。しかし、世界にはほかにも“ゲテモノ”食いの國家は存在する。隣國の韓國は犬肉を食することでたびたび非難を受け、同じく日本もクジラ肉や馬肉を食する習慣がある。そんな両國にも、熊の手を食する習慣はないようだ。記者の取材によれば、歐米や東南アジア諸國も同様に、「生臭い」「不衛(wèi)生だ」などの理由で熊肉を食する國家はないという。
なお、中國野生動物保護協(xié)會の調(diào)査によると、中國の都市部で野生動物を常食している人の割合は回答者全體の2.8%、“ゲテモノ食い”で有名な広東省でも4.1%にとどまっている。中國では89年に「野生動物保護法」が制定されたが、現(xiàn)在も野生動物を提供する飲食店が摘発されるケースはなくなることがない。なお、漢方醫(yī)の王宣(ワン?シュエン)女史によると、熊の手の栄養(yǎng)価は特別高いとも言えず、豚足で十分代替できるとのことである。(翻訳?編集/愛玉)
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