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2009年6月、レコードチャイナのライターによる個人ブログ「21世紀中國ニュース」は、世界遺産?兵馬俑の第3回発掘調(diào)査に関する記事を発表した。中國の一部専門家は発掘は遺跡の破壊につながると批判しているという。寫真は兵馬俑1號坑。
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2009年6月、レコードチャイナのライターによる個人ブログ「21世紀中國ニュース」は、世界遺産?兵馬俑の第3回発掘調(diào)査に関する記事を発表した。中國の一部専門家は発掘は遺跡の破壊につながると批判しているという。
【その他の寫真】
以下は同ブログから。
2009年6月13日から陝西省西安市の兵馬俑1號坑で、3回目となる発掘調(diào)査が開始されています。24年ぶりの発掘再開に大発見の期待が高まる一方、貴重な遺跡を破壊する可能性が高いと批判する聲も上がっています。
秦始皇帝陵及び兵馬俑は1974年に地元住民により発見されました。しかし1985年の調(diào)査を最後に24年間も発掘はストップしています。その理由は発掘が遺跡の破壊につながるため。兵馬俑というと、土色をした兵士像が並ぶ姿が思い浮かびますが、もともとは色鮮やかに著色されていました。しかし発掘後空気に觸れることで色はまたたく間に退色してしまいます。そこで中國政府は保存技術(shù)が確立するまで発掘を中止することを決斷しました。
今回の発掘再開は保存技術(shù)が確立したことを受けて進められたものですが、16日付レコードチャイナの記事「兵馬俑の発掘再開、表面が剝がれ落ちる難題が」も伝えているように、問題が発生しています。
17日付鳳凰網(wǎng)は同問題に関する記事を掲載しています。「博物館內(nèi)部の空気は黃砂や炭素微粒子が浮遊し、炭鉱並みに汚い狀態(tài)。出土物に深刻な影響を與える」「退色を防ぐ技術(shù)は確立したが、付著している土を払う時に顔料が剝げてしまう問題は未解決」「土中に落ちた顔料が発掘時に土と混ざり失われてしまう」との問題があるとのこと。
中國に限らず遺跡の発掘はどうしても破壊してしまう側(cè)面がついてまわります。日本でも高松塚古墳、キトラ古墳の壁畫劣化問題は大きく報道されました。しかし調(diào)査しなければ研究が進展しないのも事実。また地中に埋まっている間は劣化しないという保証もありません。
兵馬俑の場合は発掘風(fēng)景が參観できるという考古ファンにとっては垂涎ものの狀況となっていますが、參観客の出入りが空気の汚れを招いているとすれば大きな問題です??諝葜肖吸S砂の除去などまだまだできることがあるのではないでしょうか?世界的な遺跡をなるべく傷つかない姿で発掘できるよう、國內(nèi)外の知恵と技術(shù)を結(jié)集して欲しいと願っています。(筆者:chinanews)
■「21世紀中國ニュース」は中國在住経験を持つ翻訳者のブログ?!?1世紀は中國の世紀』と言われその成長がもてはやされるなか、「このまますんなりと発展が続くとは思えない」と考え、スポーツにとどまらず中國関連の「気になるニュースをピックアップし」紹介している。FC2ブログに掲載。
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