2009年6月17日、21世紀(jì)経済報(bào)道は消息筋の話として、「中國(guó)自動(dòng)車大手の中國(guó)第一汽車集団公司が遼寧省瀋陽市の同業(yè)、華晨汽車集団控股公司との経営統(tǒng)合に向けた交渉に入った」と伝えた。華晨汽車の株式を取得する形での経営統(tǒng)合が有力だが、華晨汽車に國(guó)有資産を一部譲渡し、同社の経営権を掌握する可能性も選択肢の一つとされる。

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華晨汽車の生産能力は年間80萬臺(tái)。生産規(guī)模の拡大を目指す第一汽車集団にとっては魅力的な相手だ。華晨汽車の経営統(tǒng)合が実現(xiàn)すれば、第一汽車集団は上海汽車集団を抜いて中國(guó)自動(dòng)車業(yè)のトップの座に返り咲く。

もっとも、華晨汽車は遼寧省の自動(dòng)車製造業(yè)を代表する企業(yè)で、経営統(tǒng)合するにはまず現(xiàn)地政府の同意が必要となる。さらに華晨汽車が直接、間接的に経営を支配している上場(chǎng)3子會(huì)社の権益配分の問題などもあり、実現(xiàn)にこぎつけるまでには多くの課題がある。ただ華晨汽車は近年の相次ぐ設(shè)備投資で手元資金が枯渇している上、金融危機(jī)による株安で資金調(diào)達(dá)が難しくなっており、これが再編を後押しする原動(dòng)力となる可能性がある。

華晨汽車を狙っているのは第一汽車集団だけではない。広州汽車集団も以前から華晨汽車の出資に向け、接觸を続けているとされる。広州汽車集団は先ごろ、湖南省のSUV（スポーツ多目的車）大手、長(zhǎng)豊汽車に出資參畫し、同社の筆頭株主となったばかり。

にわかに活発化している再編の動(dòng)きは、中國(guó)政府が、大手自動(dòng)車メーカーによる中堅(jiān)メーカーの買収や、複數(shù)の地方メーカーの統(tǒng)合を奨勵(lì)していることが背景にある。政府は今年3月に発表した自動(dòng)車産業(yè)支援策で、年産規(guī)模200萬臺(tái)以上の大型自動(dòng)車グループを2?3社育成し、産業(yè)を集約化する方針を明示した。（翻訳?編集/東亜通信）