Record China 2009年6月20日(土) 8時2分
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09年6月、レコードチャイナのライターによる個人ブログ「21世紀(jì)中國ニュース」は、上海港、臺灣の高雄港で貨物取扱量のごまかしが行われていることを取り上げた。寫真は今年1月、上海港外高橋港區(qū)の第6期埠頭工事。
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2009年6月、レコードチャイナのライターによる個人ブログ「21世紀(jì)中國ニュース」は、上海港、臺灣の高雄港で貨物取扱量のごまかしが行われていることを取り上げた。中國経済の好調(diào)が伝えられるなか、発表された一部統(tǒng)計には疑問の聲も上がっているという。
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以下は同ブログから。
経済評論家?三橋貴明氏が「中國の最悪の輸出品とは、ずばり數(shù)字である。數(shù)字とは具體的にはGDP統(tǒng)計や國際収支、失業(yè)率などのさまざまな経済指標(biāo)、數(shù)値データを意味している」との主張を展開、注目を集めています。6月16日付の米紙ウォールストリートジャーナルは上海港でこうした數(shù)字のごまかしが行われていると暴露しました。
取扱貨物量世界2位の上海港は中國最大の商業(yè)港です。同港には山のようなコンテナが積まれており、その盛況ぶりを見せつけていますが実はその多くが空とのこと。この事態(tài)が始まったのは昨年11月のこと、同港を運営する上海國際港務(wù)集団(SIPG)は大手クライアントに対し、一定量以上のコンテナを預(yù)けた場合、保管料を無料にすると通知しました。手続き料金は徴収されますが、きわめて低額に抑えられているそうです。その結(jié)果、SIPGの関係者によると、現(xiàn)在では70萬個の空コンテナが積まれるまでになりました。
なぜこんな出血大サービスをする必要があるのでしょうか?狙いはずばり貨物取扱量の維持です。クレディ?スイスは今年1月から4月にかけて中國の貨物取扱量が11%も減少しているとの推定を発表しています。空コンテナを積み上げることで見かけの取扱量を増やすのが目的です。
ただし保管料を無料にしたことはSIPGの経営を直撃しています。今年第1四半期の利益は28%減と大きく落ち込みました。まさに出血大サービスですが、こうしたごまかしは上海だけではなく、大連や天津、寧波でも行われているとウォールストリートジャーナルは報じています。
さてここまでは大陸の話ですが、19日付聯(lián)合早報は臺灣でも同様のごまかしが発覚したことを報じています。こちらは稅金の不正取得というより悪質(zhì)な問題が指摘されています。
1996年から1999年まで世界第3位の貨物取扱港だった高雄港ですが、それ以後は低迷。2008年には12位とトップ10からも脫落しました。この苦境を挽回するべく、高雄港務(wù)局は2006年に貨物取扱量に応じて企業(yè)に報奨金を支払う制度を設(shè)立しました。また內(nèi)部スタッフにも取扱量に応じたボーナスが支払われる仕組みになっていました。
ところが企業(yè)と官僚とが結(jié)託、貨物取扱量を水増しすることで不正に報奨金、ボーナスを受給していたことが発覚しました。これまでに3億臺灣ドル(約8億8000萬円)が企業(yè)に支払われたと報じられています。水増しの実態(tài)はというと、高雄港の2007年貨物取扱量は公表1025萬TEU(20フィート標(biāo)準(zhǔn)コンテナ換算)。しかし実際には965萬TEUだったとのこと。2006年は公表931萬7000TEU、うち45萬6000TEUが虛偽報告でした。
ごまかしに加擔(dān)した企業(yè)は、臺灣の主要運輸會社に加え、シンガポール企業(yè)や大陸企業(yè)、そして日本企業(yè)の名前まであがっています。17日、高雄地検は同問題を詐欺事件であるとして、官僚及び企業(yè)関係者46人を起訴しました。
中國経済の好調(diào)が伝えられるなかで、冒頭で觸れた三橋氏をはじめ一部専門家からは統(tǒng)計の數(shù)字に疑問が投げかけられています。となれば、今回の貨物取扱量のごまかしも氷山の一角ではないかと疑ってしまうところ。今こそ中國経済の現(xiàn)狀について冷靜に判斷することが求められています。(筆者:chinanews)
■「21世紀(jì)中國ニュース」は中國在住経験を持つ翻訳者のブログ?!?1世紀(jì)は中國の世紀(jì)』と言われその成長がもてはやされるなか、「このまますんなりと発展が続くとは思えない」と考え、スポーツにとどまらず中國関連の「気になるニュースをピックアップし」紹介している。FC2ブログに掲載。
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