2009年6月19日、中國(guó)審計(jì)署は北京五輪の収支報(bào)告および五輪関連施設(shè)建築に関する會(huì)計(jì)検査報(bào)告を行った。それによると、北京五輪の総収入は約205億元（約2870億円）、総支出は約193億4300萬元（約2708億円）で、約10億元（約140億円）の黒字となったことがわかった。

【その他の寫真】

報(bào)告によると、収入は當(dāng)初予算より約8億元（約112億円）増えて総額約205億元、支出はほぼ予算どおりの総額193億4300萬元となり、約10億元の黒字となった。収入の主な項(xiàng)目及び金額は、テレビの中継料収入などが約80億元（約1120億円）、國(guó)際五輪委員會(huì)（IOC）の承認(rèn)した五輪公認(rèn)スポンサーやワールドワイドパートナー契約を結(jié)んだ企業(yè)からの契約金などが約98億7000萬元（約1382億円）、入場(chǎng)料収入が約12億8000萬元（約179億円）だった。また、五輪予算以外の収入として、「五輪寶くじ」の販売による公益金が約27億元（約378億円）あった。

支出の主な項(xiàng)目及び金額は、五輪開催のための會(huì)場(chǎng)及び周辺の環(huán)境整備などに約40億元（約560億円）、選手や関係者の食事、醫(yī)療、交通などに約34億元（約476億円）、関係者やボランティアの募集?訓(xùn)練などに約14億元（約196億円）だった。イベント別に見ると、開閉會(huì)式（パラリンピック含む）に約8億3100萬元（約116億円）、聖火リレーに約3億1200萬元（約44億円）などとなっている。

また、五輪の関連施設(shè)については、新設(shè)および増改築した競(jìng)技施設(shè)36か所、練習(xí)場(chǎng)及び國(guó)家チームの練習(xí)場(chǎng)66か所の合計(jì)102か所に対し、合計(jì)約194億9000萬元（約2728億円）が投資された。このうちメインスタジアム「鳥の巣」の建設(shè)は、設(shè)計(jì)の複雑性や技術(shù)難度が高いなどの理由で當(dāng)初予算約31億元（約434億円）を約4億6000萬元（約65億円）オーバーした。

報(bào)告では「全體としてみると大きな問題はなかったものの、一部の入札などで違法行為があった」と指摘している。（翻訳?編集/HA）