2009年6月19日、解放日?qǐng)?bào)は中國(guó)長(zhǎng)城學(xué)會(huì)?董耀會(huì)（ドン?ヤオフイ）常務(wù)副會(huì)長(zhǎng)のインタビューを掲載した。世界遺産でもあり中國(guó)を代表する遺跡でもある萬里の長(zhǎng)城が今、深刻な危機(jī)に直面しているという。

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1985年、當(dāng)時(shí)28歳の配電線工だった董副會(huì)長(zhǎng)は508日間をかけ、萬里の長(zhǎng)城全てを走破するという偉業(yè)を成し遂げた人物。萬里の長(zhǎng)城について深い知識(shí)を持っており、その保護(hù)に心血を注いでいる。しかし現(xiàn)狀はきわめて深刻だという。

董副會(huì)長(zhǎng)は2002年8月、河北省張家口市の狼窩口長(zhǎng)城を視察したエピソードを紹介している?，F(xiàn)地を訪れた視察団はあっけにとられた。なんと1000メートル以上もあった遺跡がきれいさっぱり消失しているではないか。話を聞くと、付近で道路の建設(shè)が行われた時(shí)、現(xiàn)地住民が長(zhǎng)城を壊してその石を売り飛ばしたのだとか。値段はトラック1杯でわずか15元（約210円）という安さだった。こうした例はいくつもあるという。

もちろん保護(hù)、修復(fù)しようとする動(dòng)きもある。しかしそういった前向きの取り組みにも多くの問題があるという。河北省の白羊峪長(zhǎng)城。きれいに修復(fù)された壁がそびえるなか、一部に薄い灰色が見える。実はそれこそが數(shù)少ない遺跡の現(xiàn)存部分だという。殘念なことに修復(fù)工事の際に現(xiàn)存部分の一部が撤去されるという本末転倒なことが起きた。山東省のある地域には春秋戦國(guó)時(shí)代に作られた石造りの長(zhǎng)城が殘されていた。2000年以上の歴史を誇る貴重なものだ。しかし現(xiàn)地では観光客が入れないという理由から、萬里の長(zhǎng)城の最も有名な観光地?八達(dá)嶺を參考に作り直された。

こうした狀況に董副會(huì)長(zhǎng)は心を痛めている。董副會(huì)長(zhǎng)は風(fēng)化し壊れた長(zhǎng)城の美を受け入れるべきだと話し、「歴史の真実に従わない、『歴史の再現(xiàn)』という原則を踏み外した修復(fù)は、むしろ破壊にほかならない」と話している。（翻訳?編集/KT）