2009年7月2日、IT関連情報サイト新浪科技は、「最近中國で話題になっているニセ攜帯端末『ブロックベリー』のメーカーは一體どこにあるのか？」との記事を配信した。この攜帯、大膽にもポスターに米國のオバマ大統(tǒng)領(lǐng)を“起用”。大統(tǒng)領(lǐng)が愛用する「ブラックベリー」をまね、機(jī)種名もこれをモジっている。

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中國では近年、有名メーカーの攜帯電話などのニセモノ商品が多く出回り、社會問題ともなっている。記事によると、「ブロックベリー」もそうした製品の中のひとつで、メーカー名は「哈佛通信（HAFF-COMM）」?！腹稹工弦话悚恕弗烯`バード」の中國語表記だ。ただ、実際にこうした名前の會社が知られているわけではなく、似たような名前の會社をあたってみても、問題のメーカーには行き當(dāng)たらない。一部には上海や広東省のメーカーが製造したとの報道もあるが、それも確認(rèn)されていない模様だ。

一方では、この製品に実體はなく、ポスターのみがパロディー、との見方もある。「山寨（パクり）」という流行語のもと、攜帯からタレント、テレビ番組まで“ニセモノ”が広く出回る中國で、かつてない豪快さの「ブロックベリー」騒ぎはしばらく尾を引きそうだ。（翻訳?編集/東亜通信）