2009年7月3日、臺灣紙「中國時報」によると、中國本土からの観光客は臺灣の政治事情に高い関心を寄せているという。陳水扁（チン?シュイビエン）前総統(tǒng)の豪邸や現(xiàn)在収容されている臺北市郊外の拘置所が、中國人観光客の人気スポットになっている。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

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陳前総統(tǒng)は在任中に機密費を私的に流用した疑いなどで、最高検に身柄を拘束されている。中國人観光客も今後の動向が気になるらしく、「馬英九総統(tǒng)は陳前総統(tǒng)をどうするつもりだろう」「一連の疑惑についてどう思う？」といった質(zhì)問をよくするという。また、馬総統(tǒng)が國民黨主席選への出馬を表明したことについても興味津々のようだ。「馬総統(tǒng)と胡錦濤主席の會談はいつになる？」との質(zhì)問も多いという。

ツアーガイドの趙（ジャオ）さんは、「中國のツアー客は、臺灣メディアが様々な角度から報じていることに驚く」と語る。中國人観光客向けに、中正紀(jì)念堂（初代総統(tǒng)?蔣介石の顕彰施設(shè)）を回るツアーを企畫する旅行會社もあるという。

今年3月末、臺灣の有名な観光地?野柳地質(zhì)公園の巖壁に、中國人観光客がナイフで刻んだとみられる跡が発見された。モラルが大きく問われたが、皮肉なことにこの落書き跡地が大人気スポットになっているという。（翻訳?編集/SN）