2009年7月6日、このほど発表された中國(guó)人民銀行武漢分行の報(bào)告書によると、武漢市全體で未返済の個(gè)人消費(fèi)ローン総額が692億元（約9666億円）に上り、同市の定住人口を仮に800萬(wàn)人と計(jì)算しても、市民1人あたり負(fù)債額が8650元（約12萬(wàn)830円）になることがわかった。08年の武漢市民の平均可処分所得額1萬(wàn)7000元（約23萬(wàn)74630円）から単純計(jì)算すると、武漢市民の平均負(fù)債率は51％に達(dá)する。武漢晩報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

ある調(diào)査報(bào)告書によると、同市市民の33％が貯蓄率10％未満の「月光族」で、収入に対して消費(fèi)率が60％を超えるのが46％。市民の70％は給與収入しかないため、失職すると破産狀態(tài)に陥ってしまう危険がある。さらに、金融危機(jī)による?yún)毪螠p少がローン等の返済に影響し、滯納利息の発生や銀行口座の凍結(jié)、あるいは不動(dòng)産差し押さえが頻発することも予測(cè)される。

漢口市民の姚（ヤオ）さん夫婦は今年5月、セールス嬢に乗せられて、以前からほしかったマンションを衝動(dòng)買いしてしまった。しかし月収1500元（約2萬(wàn)950円）に対して毎月の返済額が1700元（約2萬(wàn)3750円）に上ることを後から知った。最初の數(shù)か月は親戚や友人に借金してなんとか返済したが、今はマンションを売ることも考えているという。

武昌に住む劉（リウ）さんは、大學(xué)卒業(yè)後正式な仕事に就かず、収入は1000元（約1萬(wàn)3960円）のみ。劉さんの父親は劉さんの金遣いが荒いことを不審に思っていたが、銀行からの督促の電話で、息子のクレジットカード消費(fèi)を知ったという。3枚のカードの合計(jì)消費(fèi)額1萬(wàn)5000元（約20萬(wàn)9530円）を返済するために父親は親戚に借金、今も近所の食堂で働きながら収入を返済金に當(dāng)てているという。（翻訳?編集/津野尾）