2009年7月8日、新疆ウイグル自治區(qū)で今月5日以降に発生している暴動に関し、中國政府は海外のメディアに対して従來とは打ってかわってオープンな姿勢をとっていると報じられた。英BBC放送の中國語サイトの報道。

【その他の寫真】

2008年にチベットで起きた暴動事件の際には地域一帯が封鎖され、外國人記者が現(xiàn)地へ赴くことも禁止された。これまで中國政府は民族問題について極めて厳しい報道統(tǒng)制を行い、國外から批判の対象となってきたが、今回の暴動に関しては方針を変更し、批判の目をかわしながらより効果的に報道統(tǒng)制を行おうとしているのだという。

ウイグル暴動の発生からわずか數(shù)時間のうちに、中國當(dāng)局は60か國以上のメディアによる現(xiàn)地入りを認(rèn)めた。外國人記者が現(xiàn)地病院などを取材することも許可し、最も被害が大きい地域も含め、國外メディアはウルムチ市內(nèi)を自由に取材できる。これによって、「今回の暴動はあくまで國內(nèi)における民族間のトラブルであり、ウイグル族による獨(dú)立運(yùn)動ではない」という印象を國外にも広め、事態(tài)を終息させようとしているという。

しかし、その一方で、中國國內(nèi)のメディアはこれまで以上に厳しい報道規(guī)制を受けており、すべての報道は査閲が義務(wù)づけられていると伝えられている。（翻訳?編集/岡田）