2009年7月10日、「南方週末」ウェブサイト版は、7月、安徽省の巣湖と雲(yún)南省の、●池（●はさんずいに真）で、藍(lán)藻（シアノバクテリア）の大発生が確認(rèn)されたと報(bào)じた。同紙は、十?dāng)?shù)年間にわたり、累計(jì)100億元（約1361億円）近い資金が投入されたにもかかわらず一向に改善されない中國(guó)の水質(zhì)環(huán)境の原因は、関係する各部門の自己利益追求など行政制度の欠陥にこそある、と指摘した。

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同紙によると、同池では06年までの14年間で45．5億元（約620億円）の資金が水質(zhì)保護(hù)のために使われた。2010年までに92億元（約1260億円）が國(guó)家によって投入されることが決まっており、現(xiàn)在そのうち29．7億元（約395億円）が既に投入されている。しかし満足する成果は上がっていないという。

匿名を條件に取材に応じたある學(xué)者は、「わが國(guó)の環(huán)境資源保護(hù)政策は、各部門に権力と利益が集中し、関係者個(gè)人の利益に帰結(jié)しているのが現(xiàn)狀だ」と述べる。それぞれ水利部門は水量、環(huán)境保護(hù)各部門は水質(zhì)汚染、農(nóng)業(yè)部は水生生物の保護(hù)、林業(yè)局は濕地資源の保護(hù)のみに責(zé)任があり、部門間の相互協(xié)力が難しく、問(wèn)題が生じると責(zé)任を押し付け合う構(gòu)図もみえてくる。

これに対して世界銀行は、既存の各河川と池?湖の流域管理委員會(huì)を水利部門から獨(dú)立した中國(guó)國(guó)務(wù)院の直屬組織として再組織し、その中に環(huán)境保護(hù)部門の責(zé)任者を取り込み、水質(zhì)管理の責(zé)任の明確化と管理業(yè)務(wù)の効果工場(chǎng)を計(jì)るよう提案している。

現(xiàn)在、長(zhǎng)江?黃河?珠江など中國(guó)7大河川の流域面積の半分近くが、深刻な水質(zhì)汚染に直面しており、地下水の汚染も年々拡大する一方で、都市?農(nóng)村ともに土壌水の大部分が既に汚染されているという。（翻訳?編集/津野尾）