2009年7月10日、「日本観光の自由化は不自由、しかも対等ではない」――こんな文章が中國ポータルサイト大手「新浪網(wǎng)」のブログページに発表された。

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10日付けの●華（ジャイ?ホア＝●は濯の右だけ）氏によるブログ「東方文化西方語」は、「中國人の日本への個(gè)人観光が自由化されたが、日本の観光庁長官は『信頼に値する中國人を歓迎する』と発言した。『信頼に値する』か否かは、『年収25萬元（約350萬円）以上』という基準(zhǔn)で判斷している。これで自由と言えるのか？」と日本の姿勢を批判した。また、「中日両國間の相互往來も決して対等ではない。日本とは違って、中國では日本人に対して無條件で15日間の滯在を許可しているし、それ以上の滯在にも年収などの條件は必要ない」と主張した。同氏は、「この日中両國民へのビザ発給における不平等は、両國の実力差を証明した」と分析している。

ブログのコメント欄には「中國に不法滯在して悪事を働く日本人はいないから當(dāng)然」「中國社會に不平等があふれているのに、外國には平等を求めるのか？」「実力差があれば平等にできないのは自然の法則」といった反論が多く寄せられている。（翻訳?編集/本郷）

●ジャイ?ホア

國際金融學(xué)のスペシャリスト。清華大學(xué)を卒業(yè)後フランスに留學(xué)した。歐州、アフリカ、アジア諸國など國外生活が豊富で、現(xiàn)在はアジア開発銀行に勤める。これまでにエッセイを中心として著作が多數(shù)ある。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。