2009年7月13日、中國國営通信?新華社は昨年11月に人口統(tǒng)計関連機関の資料を引用し、「中國では毎年平均2000萬人の新生児が生まれるが、そのうち80萬?120萬人、出生數(shù)の3?5％が障害を持って生まれてくる」と報道した。そのうち、山西省での障害児出生率は群を抜いているという。國內(nèi)大手ポータル?捜孤(SOHU)育児版は、その実情について取材した。

【その他の寫真】

山西省大同市から北京の病院に子どもを連れてきた歐玉（オウ?ユー）さん。4歳になる娘は先天的な心臓病を抱え、生命の危機にさらされたこともある。歐さんは「病気がないよう、妊娠中も人並み以上に気を遣ったのに」と語る。山西省は石炭の生産地として知られ、大気?水質(zhì)汚染が激しい。そのため、気管支を患う子どもが多く、病院はいつも飽和狀態(tài)。そのため、歐さん親子はやむなく北京まで來た。

首都小児科研究所の林良明（リン?リアンミン）醫(yī)師は、「有毒?有害物質(zhì)は受精卵や妊婦に、さらに、胎児の遺伝子にまで悪影響を與える」と語る。林醫(yī)師らが02?06年に行った調(diào)査によると、山西省で最も障害児の出生率が高い呂梁地區(qū)の中陽県と交口県では02?04年の2年間に生まれた子ども6430人のうち、532人が障害を抱えている。

林醫(yī)師は「障害児の出生率は中國が世界一。そのうち、山西省が最も高く、さらに呂梁地區(qū)が一番高い。特に中陽県は世界で一番障害児の出生率が高い場所だ」と語る。山西省では新生児1萬人につき189．96人の確率で障害児が生まれる。また102．27人が神経系の障害を持つ。この數(shù)字は全國平均のそれぞれ2倍と4倍の數(shù)字だ。（翻訳?編集/小坂）