2009年7月25日、環(huán)球時報によると、ドイツ紙?南ドイツ新聞は、中國商務(wù)部の統(tǒng)計資料を引用し、毎年中東、アフリカ、ラテンアメリカあるいは東歐で働く中國人建設(shè)労働者が50萬人に上ると報じた。

【その他の寫真】

農(nóng)村出身の日雇い労働者のほとんどが飛行機に乗るのも初めてで、著座しても落ち著かず、座席のまわりにあるスイッチをむやみやたらに押してしまう。添乗員も、水道もないような地域から來た「新しい」種類の乗客への対応にだんだん慣れてくる。中國人労働者が搭乗している日は、トイレの芳香剤をこっそりと通路に吹きかけるのだという。

彼らの海外での稼ぎの相場は1日130元（約1800円）前後。中國國內(nèi)の約3倍だ?，F(xiàn)地の労働者よりも報酬が高いためか、現(xiàn)地での人間関係はあまりよくない。同じ中國人の中でも、同僚に貯めた現(xiàn)金を強奪されるケースもあるという。

労働者にとってのもう1つのリスクは、工事現(xiàn)場を徘徊している売春婦からのHIVの感染だ。ただし、建築會社は彼らのHIV感染自體にはあまり関心がなく、勤務(wù)時間內(nèi)に仕事をさぼらないかだけ、監(jiān)視している。

地方政府の多くは、労働者が海外へ出て行くことを歓迎している。たとえば、江蘇省の石榴村では、彼らが毎年2000萬ユーロ（約27億円）を持って帰ってくるが、それは村の全収入の半分にも相當(dāng)する。石榴村では全人口6萬3000人のうち4000人が海外で働いているという。

これを商機としてとらえる多くの仲介業(yè)者が現(xiàn)れ、多額の利益を得ている。海外で働くことを希望する労働者は、仲介業(yè)者に1年分の報酬に相當(dāng)する1000ユーロ以上を支払わなければならないという。（翻訳?編集/津野尾）