2009年7月27日、「ニセ札の村」として有名な広東省陸豊市華美村を中心とした同省內(nèi)の偽造紙幣犯罪重點(diǎn)警戒地域では、事件への関與の仕方などに変化が見られるという。広西電視網(wǎng)が伝えた。

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華美村は人口約5700人の小さな村。1999年、この村にあった拠點(diǎn)が摘発され、ニセ札約254萬(wàn)元（約3556萬(wàn)円）が押収された。続く同年秋、同村の出身者が総額6億4100萬(wàn)元（約89億7400萬(wàn)円）に上るニセ札事件に関與したとして逮捕され、同村は「ニセ札の村」として全國(guó)で一躍有名になった。同村では98年以來(lái)、ニセ札製造に関與した罪で49人が逮捕され、うち2人が銃殺刑に処された。

こうした地域では今や、ニセ札事件への関與方法にも大きな変化が見られる。10年前には他地區(qū)から仕入れた偽造紙幣の販売?運(yùn)送が中心だったが、次第に小規(guī)模な內(nèi)職工場(chǎng)を持って製造にかかわるようになり、現(xiàn)在では1つの拠點(diǎn)で偽造紙幣製造から運(yùn)搬?卸し?小売まで全てをカバーできるようになっているという。

広東省公安局の擔(dān)當(dāng)者は「拠點(diǎn)の多くは家族?親戚による家內(nèi)工業(yè)で行われており、中には人手不足から子供を退學(xué)させて手伝わせているところもある。しかし、犯罪であることも意識(shí)せず、ただ黒幕の指示通りに働く彼らの稼ぎは非常に少なく、家族総出で徹夜して働いても1日200?300元（約2800?4200円）程度で、罪の重さに比較して割に合わない」とコメントしている。

また、ニセ札事件が減らない原因のひとつとして、最近の重刑回避の傾向を挙げる関係者もいる。同省汕尾市を例に取ると、偽造紙幣関連事件で死刑判決を受けた者は99?04年が39人であるのに対し、04?09年は1人しかおらず、犯罪者への見せしめ効果が効いていないと指摘する。

一方で、ニセ札作りの生産拠點(diǎn)が地方へ拡散し、従來(lái)の犯罪重點(diǎn)警戒地域では卸し?販売のみを擔(dān)當(dāng)する傾向も顕著で、摘発が一段と難しくなっているという。（翻訳?編集/HA）