2009年7月31日、チャイナ?ネット（中國網(wǎng)）によると、米CNNテレビのニュースサイトにこのほど、巨大化する中國の「コピー攜帯」市場を特集した記事が掲載された。

【その他の寫真】

中國の市場調(diào)査會社?CCIDコンサルティングによると、08年、中國で製造された攜帯電話7億5000萬臺のうち、約20％（1億5000萬臺）がノーブランド品。そのうち5100萬臺は中國國內(nèi)に流通しているが、殘りは北南米のほか、中東などの発展途上國にも輸出されているという。

中國では、既存ブランドの機能?デザインを模倣したコピー攜帯を「山寨機（さんさいき）」と呼ぶ。數(shù)年前まで、山寨機メーカーは數(shù)えるほどだった。それが、05年に臺灣の半導(dǎo)體メーカー?メディアテックが中國に進出したのを機に狀況は一変。攜帯電話の製造技術(shù)が持ち込まれ、山寨機ビジネスは瞬く間に広がった。

08年までに、3000?4000社の山寨機メーカーが出現(xiàn)したとされている。その多くは従業(yè)員10人ほどの規(guī)模で、アパートの一室や個人宅などを根城とする地下工場もあるという。中國政府も攜帯電話メーカーと連攜するなど、取り締まり強化に乗り出してはいるが、「電池爆発の危険性など、山寨機を使用することのリスクを警告する以外、具體的な対策は講じていない」と同記事は指摘している。

山寨機ビジネスはいまや模倣にとどまらず、「機能?使いやすさ?デザイン」など多種多様なニーズに応じて獨自の進化を遂げている。デザインにこだわった腕時計タイプのほかに、偽札識別機能を搭載したものや高齢者向けもあるという。また、山寨機ビジネスはその領(lǐng)域を広げつつある。「ここ數(shù)カ月、山寨機メーカー數(shù)千社が、ノートブック型パソコンやデスクトップ型パソコン、デジタルカメラの製造に切り替えている」と同記事は懸念を示している。（翻訳?編集/SN）