2009年8月2日、香港の「鏡報」は、中國政府が1949年の建國以來となる軍事大改革を行う準(zhǔn)備を進(jìn)めていると報じた。改革の目玉はこれまでの7大軍區(qū)の4大戦略區(qū)への改編だという。

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同メディアによれば、改革によって現(xiàn)在の7大軍區(qū)は解消され、北部戦略區(qū)、東部戦略區(qū)、南部戦略區(qū)と西部戦略區(qū)の4つの戦略區(qū)が編成される。「戦略區(qū)連合司令部」と戦略區(qū)內(nèi)の各省の共産黨委員會書記で「小軍委」を構(gòu)成し、それぞれの戦略區(qū)を統(tǒng)括する構(gòu)想だという。トップとなる小軍委書記は中央政府が指名?派遣し、「小軍委」は緊急時の決定権をもつことになる。

この再編は、周辺諸國との関係の変化を念頭においたものだ。東北部では朝鮮半島の情勢悪化と同時に出兵、平和維持活動に當(dāng)たる必要があり、東部では尖閣諸島をめぐり日本と対立している。中臺関係は現(xiàn)在比較的平穏だが、臺灣に対する軍事戦略を撤回するのは時期尚早。南部では、ベトナムが実効支配している南沙諸島を取り戻す思惑があり、西部では軍拡を進(jìn)めるインドとの國境畫定戦爭が起こるのも時間の問題だとの見方もある。

再編による最大の変化は、陸?海?空?ミサイルの4部隊をそれぞれ獨(dú)立させず、戦略區(qū)がそれらを統(tǒng)括し、総合的作戦を展開することが可能になることだ。

＜以下は予想される改編後の新軍事戦略區(qū)＞

北部戦略區(qū)：現(xiàn)瀋陽軍區(qū)に內(nèi)モンゴル自治區(qū)を加えた區(qū)域

東部戦略區(qū)：現(xiàn)南京軍區(qū)に「東海艦隊」、同軍區(qū)所屬の空軍と戦略ミサイル部隊および武裝警察を加えた戦力

南部戦略區(qū)：杭州軍區(qū)と成都軍區(qū)の一部（雲(yún)南省、貴州省）と「南海艦隊」、同軍區(qū)所屬の空軍と戦略ミサイル部隊および武裝警察を加えた戦力

西部戦略區(qū)：成都軍區(qū)（雲(yún)南省、貴州省を除く）と蘭州軍區(qū)を合併（翻訳?編集/津野尾）