2009年8月5日、ポータルサイト鳳凰網(wǎng)のブログページに「今日の北朝鮮は昨日の中國」と題した記事が掲載された。四面楚歌の北朝鮮は當(dāng)時の中國同様、実は米國の助けを必要としていると論じている。

【その他の寫真】

4日、北朝鮮の金正日（キム?ジョンイル）総書記が訪朝したクリントン元米大統(tǒng)領(lǐng)と笑顔で寫っている寫真が公開された。北朝鮮が「帝國主義者」と批判する國の元大統(tǒng)領(lǐng)が金総書記のVIPとして迎えられたのだ。筆者はこれが「米朝関係の奧深さ」だと指摘する。表向きは米國人記者2人の釈放を求めるための訪朝としているが、実は米朝関係を改善させ、朝鮮半島における影響力を高めることが米國の真の目的だというものだ。

米國は中國との國交樹立前の1972年にも、當(dāng)時のニクソン大統(tǒng)領(lǐng)が電撃訪中を果たすという離れ業(yè)をやってのけている。當(dāng)時は冷戦時代の真っ只中。中ソ対立により獨(dú)自路線を歩み始めた中國を取り込みたい米國と、大國?米國の力を借りたい中國。筆者は「今の北朝鮮は當(dāng)時の中國と同じだ」とみている。

5月に核実験を強(qiáng)行したことで四面楚歌に陥った北朝鮮は米國の力を借りて何とかこの危機(jī)から脫したい。今回は中國やロシアも強(qiáng)い態(tài)度で非難しており、それがかえって米國に「つけ入る隙」を與えているとも言える。筆者は元大統(tǒng)領(lǐng)の訪朝が両國関係にどれほどの影響を與えたかは分からないとしながらも、米朝関係の改善は朝鮮半島における中國の影響力を低下させることは間違いないと指摘した。（翻訳?編集/NN）