中國で日本のリメーク作品がブーム、出來には賛否両論―中國メディア

人民網(wǎng)日本語版    2018年1月4日(木) 20時(shí)20分

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2017年、中國では日本の人気文學(xué)作品、映畫を原作とする映畫?ドラマ作品が続々と登場(chǎng)した。ただ、そのほとんどは、原作が中國でも大人気だったものの、「中國版」にリメークされると、賛否両論が巻き起こった。

2017年、中國では「容疑者Xの獻(xiàn)身」、「家族はつらいよ」、「追捕(MANHUNT)」、「深夜食堂」、「妖貓伝(原題:空海?KU-KAI? 美しき王妃の謎)」など、日本の人気文學(xué)作品、映畫を原作とする映畫?ドラマ作品が続々と登場(chǎng)した。ただ、そのほとんどは、原作が中國でも大人気だったものの、「中國版」にリメークされると、賛否両論が巻き起こった?!甘芝愆`カライズされているか」、「中國の要素が十分含まれているか」などが、「中國版」が中國で受け入れられるかを左右するキーポイントとなっている。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

日本の人気作家?東野圭吾の大ヒット小説を映畫化した中國版「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が現(xiàn)在、中國の映畫館で上映されている。同作品のリメイクの過程でも、いかに文化の違いを乗り越え、「中國版」に「中國の心」を植え込むかが焦點(diǎn)となった。

外國の作品を中國でリメイクする場(chǎng)合、文化、社會(huì)、時(shí)代の違いをいかに乗り越えるかがローカライズの際に向かうべき課題となる。この點(diǎn)、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」のメガホンを取った韓傑(ハン?ジエ)氏は、「中國文化の根本が最も重要。日本文化は中國の儒教文化の影響を大きく受けており、日本の作品をリメークする際は、必ずそのルーツを見つけなければ、他のすべてをうまく処理することはできない」との見方を示している。中には、海外の文化を中國に伝える際、文化に対する自信、自覚に欠け、例えば日本のストーリーに何も手を加えずにそのまま使い、中國文化の基礎(chǔ)を全く活用しないクリエイターもいるが、それでは必ず失敗する。これまでに、人気だった日本の作品を中國版にリメイクしたものの全く売れなかった作品がいくつもあったが、どれも根本的な原因はそこにあると同監(jiān)督は指摘している。

その他、中國と日本の間で、対応する時(shí)代を探すというのも大切だ。日中両國の倫理の現(xiàn)狀、時(shí)代の段階には違いがある。例えば、日本の原作が1970年代を舞臺(tái)にしている場(chǎng)合、それは日本が高度経済成長を経験していた時(shí)代にあたる。一方、中國では、80?90年代にそれを経験した。「改革開放(1978年)を背景に、経済が急速に発展し、中國人の生活に対する思い、倫理、道徳も変化した。だから、日本の作品が70年代が舞臺(tái)であれば、80?90年代にずらすと、中國版のストーリーの舞臺(tái)にぴったりとなる。そうすれば、原作小説のテーマにぴったりの人物像もでき、リメークにおける課題をほぼ解決できる」と説明している。

中國版「ナミヤ雑貨店の奇蹟」のストーリー展開、人物の運(yùn)命にも、中國文化の痕跡がはっきりと見える。中心的な人物である無名のおじいさんは、舊社會(huì)を知り、昔に戀愛を?qū)gらせることができなかったため、ずっと獨(dú)身だ。その元戀人の張おばあさんもずっと獨(dú)身だ。それでも、二人ともその苦い思い出を新たな力に変えている。おじいさんは雑貨店で、手紙を書いて悩みを持つ人を助け、一方の張おばあさんも孤児院を立ち上げ、孤児たちの世話をしている?!袱长韦瑜Δ视H切心は、儒教が教える美徳。すべてのストーリーが、17年のある夜に、若者3人が雑貨店に逃げ込むところから始まり、無知で反抗的な若者らがそこで少しずつ『愛』を見つけ、『孝悌忠信』、『禮義廉恥』という美徳を身に付けていく。そのような文化の脈を見つけ出すと、ストーリー全體の糸口、感情の力、倫理的観點(diǎn)もおのずとできてくる」と韓監(jiān)督。

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」では、演技派のベテラン役者のほか、現(xiàn)在注目を集める旬のアイドルも出演している。これは映畫製作においてはいろんな資源を組み合わせて使い、高い業(yè)績を上げようとする出資者の意向であると同時(shí)に、韓監(jiān)督も「僕の映畫は終始一貫して一つの理念を保っている。プロの役者であるか、アイドル、アーティストであるかは重要でない。重要なのは、出演者がその役に適しているか、心の中に秘めたエネルギーを燃え上がらせることができるか、作品に対して責(zé)任感を持つことができるか、映畫製作に向上心を持って臨めるかなど。それらの點(diǎn)で共通認(rèn)識(shí)に至ってから、僕は製作に取り掛かる」と、旬のアイドルを起用することに反対はしていないと話した。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)

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