2009年8月12日、レコードチャイナ?ライターによる個(gè)人ブログ「全人類の中國(guó)分析2」は、民主黨の鳩山代表が靖國(guó)に參拝しないと明言したことについての中國(guó)報(bào)道を紹介した。

【その他の寫(xiě)真】

毎年、終戦記念日である8月15日が近づくと、首相や閣僚の靖國(guó)神社を參拝するか否かが注目されるが、今年は例年と違った空気が流れているように感じる。

麻生首相は今年も參拝しないことを明言した。民主黨の鳩山代表も11日、海外メディア向けに記者會(huì)見(jiàn)を開(kāi)き、首相に就任した場(chǎng)合の靖國(guó)神社參拝について、「私自身は參るつもりはない」と発言、これを中國(guó)の各メディアが次々と報(bào)じた。

新華社通信も11日、鳩山代表の「靖國(guó)神社に參拝しない」との発言をただちに報(bào)じ、鳩山代表は日中関係を極めて重視しており、「勇気をもって過(guò)去と向き合う」と述べたことを伝えた。

新華社は、歴史認(rèn)識(shí)問(wèn)題についても鳩山代表が「村山談話」を尊重すると発言したとも報(bào)じた。

中國(guó)各メディアは、鳩山代表の一連の発言をとりあげつつ、靖國(guó)神社參拝が外交問(wèn)題であるとの見(jiàn)方を強(qiáng)く打ち出してはいるが、それらの記事からは、民主黨が靖國(guó)參拝しないとの態(tài)度をとっていることを慎重に、注意深く評(píng)価するにとどめているように感じた。

その理由を考えてみた。

中國(guó)當(dāng)局が、日本で政権交代が実現(xiàn)することを前提に新たな外交宣伝戦略を計(jì)畫(huà)し、すでにそれを?qū)g行し始めているからではないだろうか。民主黨が政権を握ることを視野に入れるなら、中國(guó)は、民主黨の靖國(guó)參拝反対の姿勢(shì)を手放しで賞賛することはできないはずだ。民主黨への肩入れや支持は、もはや野黨としての民主黨ではなく、日本政府そのものに対する態(tài)度となってしまうからだ。中國(guó)は、國(guó)內(nèi)世論を背景に日本と戦い、勝ち取るべきものがまだまだ殘っている。

民主黨の岡田幹事長(zhǎng)も靖國(guó)神社參拝に反対の姿勢(shì)を示したが、その理由は「A級(jí)戦犯合祀」だった。これは「A級(jí)戦犯を分祀した場(chǎng)合は參拝する」という発言に等しい。4日付けレコードチャイナ記事も、岡田幹事長(zhǎng)が中國(guó)メディアに対して、「（中國(guó)が反発する）A級(jí)戦犯が祀られている靖國(guó)神社での參拝は行わない」としながら、チベット問(wèn)題やウイグル問(wèn)題については、「中國(guó)の國(guó)內(nèi)問(wèn)題で、內(nèi)政干渉は行うべきではない」との見(jiàn)解を示したことを伝えている。

大いに問(wèn)題あり、と言いたい。

ただ、自民黨政権はましか、というとそうではない。自民黨は日中関係を慢性的に不健全な狀態(tài)に陥れた張本人であり、問(wèn)題を先延ばしにすることしかしてこなかったのである。対中外交において數(shù)度訪れた転機(jī)を葬り去り、現(xiàn)在私たちがそのツケを背負(fù)わされている。自民黨には民主黨の対中政策を批判する資格はない。

今は何も見(jiàn)えなくとも、將來(lái)必ず何かが変わる。そう信じて、心して投票すべきだ。今、政権選びを放棄してはならない。無(wú)投票は「批判票」などではない。そんな批判票こそ、國(guó)益を省みず私益だけを求める者たちが歓迎してやまないものだ。

中國(guó)人は選挙権がないにもかかわらず、インターネット世論などを通して國(guó)策に大きな影響を與えている。日本人に選挙権など貓に小判だと言われないようにしたいものだ。

■「全人類の中國(guó)分析2」は中國(guó)ニュースを材料に、情報(bào)を正しく解読することの大切さを伝える、あるレコードチャイナ?ライターのブログ。Livedoor Blogに掲載。