2009年8月11日付の「21世紀(jì)経済報(bào)道」によると、中國(guó)で唯一の「砂漠ダム」、海勃灣水利プロジェクトが內(nèi)モンゴル自治區(qū)で著工される。フフホト市からさらに550km上流の黃河沿岸に建設(shè)予定で、左岸はウランホト砂漠が広がり、右岸には新興工業(yè)地帯である鳥(niǎo)海市がある。砂漠に囲まれた地帯に巨大ダムが出現(xiàn)する。

【その他の寫(xiě)真】

建設(shè)計(jì)畫(huà)が7月下旬、國(guó)家発展改革委員會(huì)の批準(zhǔn)を受け、著工に取り掛かる段階となった。このプロジェクトは流氷による川の閉塞を防止することが主目的だが、発電も兼ねる。工期はおよそ46か月を予定しており、年內(nèi)は建設(shè)予定地から住民を移住させ、川の流れを変えるための予備工事を?qū)g施する。おもな工事は來(lái)年からの予定。

総投資額は26億9000萬(wàn)元（約376億円）が予定されている。中央の來(lái)年度予算から4．7億元の補(bǔ)助を受けるが、これは政府による內(nèi)需拡大のための4兆元の経済対策資金から捻出する。さらに5億元は自治區(qū)財(cái)政から支出するとともに、3．8億元は中國(guó)農(nóng)業(yè)発展銀行からの貸し付けを受ける。殘りの13．4億元は鳥(niǎo)海市の財(cái)政収入と土地を擔(dān)保に銀行から貸し付けを受ける予定だ。

このプロジェクトが計(jì)畫(huà)されたのは1950年代のこと。財(cái)政的に困難なことから工事は実施に至らなかったが、01年に鳥(niǎo)海市水務(wù)局が成立して後、申請(qǐng)準(zhǔn)備に入った。この「砂漠ダム」が完成すればウランホト砂漠の緑化につながることや水利施設(shè)としての機(jī)能はもちろん、観光地としても都市の生命線となると見(jiàn)られている。（翻訳?編集/小坂）