<レコチャ広場>無事に産まれたはずの赤ちゃんを病院が殺した!一人っ子政策の悲劇―浙江省寧波市

Record China    2009年8月17日(月) 12時51分

拡大

2009年8月、レコードチャイナのライターによる個人ブログ「21世紀中國ニュース」は、一人っ子政策が生み出した悲劇を取り上げた。本來ならば無事に産まれていたはずの赤ちゃんを病院は「死産」として処理していたという。資料寫真。

(1 / 4 枚)

2009年8月、レコードチャイナのライターによる個人ブログ「21世紀中國ニュース」は、一人っ子政策が生み出した悲劇を取り上げた。本來ならば無事に産まれていたはずの赤ちゃんを病院は「死産」として処理していたという。

その他の寫真

同ブログの內(nèi)容は以下の通り。

中國の計畫出産、いわゆる一人っ子政策は人権侵害として批判され続けてきました。多すぎる人口がもたらす問題が明らかである以上、政策として人口制限を行わなければいけないという狀況は理解できますが、あまりにも慘すぎる事例が続出しているのも事実です。

2007年5月、広西チワン族自治區(qū)玉林市博白県では數(shù)千人の群衆(zhòng)が政府庁舎を襲う事件が起きましたが、その背景は計畫出産にあると伝えられています。すなわち同県では長年にわたり人口増が目標値を上回る狀態(tài)が続いていたため、地方政府は不法出産への罰金の徴収や、女性を拉致して強制的に不妊手術を受けさせるなどの強硬策に訴えた。このことが市民の怒りを呼んだとのこと。未婚の女性までもが不妊手術を受けさせられたケースもあると言われており、とんでもない事態(tài)であったことがうかがえます。

2009年8月13日、現(xiàn)代金報が報じたエピソードもこれに劣らぬ無殘な話です。以下はかいつまんだ意訳。

1999年、浙江省寧波市寧海県に住む陳さんは死産という辛い出來事に直面することとなった。しかもそれから10年、陳さん夫婦は子どもを授かることはなかった。あらゆる不妊治療を受け民間療法も試してみたが、今にいたるまで妊娠できないままでいる。人工授精をも試したが、今年7月に3回目の失敗が確認されたという。

あの死産から10年を迎えた今年、陳さんは當時のカルテを入手した。そこには「準生証(出産許可証)がないため(嬰児の)気道分泌物処理を行わず。2分後に新生児は死亡」と書かれていた。陳さんの子どもは死産などではなく、本來は無事に産まれていたのだった。

中國ではまず結婚し、その後準生証を申請するという作業(yè)が、“合法的な”出産のための要件になる。陳さんは1998年に結婚したが、その時すでに妊娠していた。結婚登録をするためには「婚前健康診斷」が必要であり、結婚前の妊娠が発覚すれば中絶を強要されることになる。それを恐れた陳さんは結婚式こそあげたものの結婚登録はしなかった。準生証がないため、出産の罰金は覚悟していたと話す。

10年前の子どもは死産ではなかった。病院で殺された。この事実を知った陳さんは大きな衝撃を受けた?!袱胜妓饯巫婴嗓猡仙椁欷胜盲郡韦扦筏绀Δ埂㈥悿丹螭嫌浾撙藛枻い睕妞蛄鳏筏?。今は資料を市陳情部門、警察に送り、當時の計畫出産官僚及び醫(yī)師の刑事責任を追及することを求めている。

なおこの事件を報じた8月15日付ラジオ?フランス?アンテルナショナル(RFI)は、“まったく意外ではないが”と皮肉りつつ、浙江省共産黨委員會宣伝部は同省メディアに事件の報道を禁じたと伝えています。

陳さんはたまたま我が子が殺された事実を知ることとなりましたが、おそらく同様の事例は無數(shù)にあるはず。もはや人権侵害をはるかに越えた域の問題になっています。(筆者:chinanews)

■「21世紀中國ニュース」は中國在住経験を持つ翻訳者のブログ?!?1世紀は中國の世紀』と言われその成長がもてはやされるなか、「このまますんなりと発展が続くとは思えない」と考え、スポーツにとどまらず中國関連の「気になるニュースをピックアップし」紹介している。FC2ブログに掲載。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務提攜

Record Chinaへの業(yè)務提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務提攜