2009年8月14日、江蘇省塩城市で化學(xué)工場(chǎng)が有害なフェノール化合物を河川に垂れ流し、市民20萬(wàn)人の飲料水に被害が及んだ事件で、同市塩都區(qū)人民法院は工場(chǎng)責(zé)任者に懲役10年の判決を言い渡した。新華網(wǎng)が伝えた。

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調(diào)べによると、同市で化學(xué)工場(chǎng)を経営する標(biāo)新化工有限公司は07年11月から09年2月までの間、有害な化學(xué)物質(zhì)を含んだ廃水を工場(chǎng)北側(cè)の河川に垂れ流していた。これにより浄水場(chǎng)の水が汚染され、2月20日、66時(shí)間以上にわたって水の供給がストップ。市民20萬(wàn)人分の飲料水に影響が及んだ。同工場(chǎng)は地元當(dāng)局に「廃水処理はきちんとしている」と噓の報(bào)告をしていた。同區(qū)人民法院は同工場(chǎng)の胡文標(biāo)（フー?ウェンビャオ）會(huì)長(zhǎng)と現(xiàn)場(chǎng)責(zé)任者の丁月生（ディン?ユエション）主任に対し、「毒性物質(zhì)排出罪」を適用。胡會(huì)長(zhǎng)に懲役10年、丁主任に懲役6年を言い渡した。

中國(guó)の環(huán)境汚染事件ではこれまで「重大環(huán)境事故汚染罪」の適用しかされなかったが、今回初めて「毒性物質(zhì)排出罪」が適用された。前者は國(guó)の規(guī)定に違反して有害物質(zhì)を排出し、重大な環(huán)境汚染事故を引き起こして死者を出すに至ったケース。一方、後者は故意に有害物質(zhì)を排出し、公共の安全に危害を及ぼしたケース。死者が出なければ懲役3年から10年。死者を出せば無(wú)期懲役もあり得るという。（翻訳?編集/NN）