2009年8月21日、中國(guó)の寧夏回族自治區(qū)銀川市で地元農(nóng)民による「サソリ」の亂獲が問題になっている。サソリは近年、漢方の材料や滋養(yǎng)強(qiáng)壯に効く食べ物として人気が急騰しており、高く売れるのだという。人民網(wǎng)が伝えた。

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問題になっているのは、同市興慶區(qū)月牙湖村の農(nóng)民たち。毎年4月から8月にかけて、老若男女総動(dòng)員で夜な夜な「サソリ狩り」に繰り出すという。その數(shù)およそ2000人。全村民の5分の1にあたる。サソリは1キロ當(dāng)たり316元（約4300円）と高値で売れるとあり、みな必死だ。だが、亂獲がたたり、3分の2が獲り盡くされてしまった。サソリは害蟲のイナゴを食べ、サソリ自身もヤモリやネズミの餌となる。そうした食物連鎖がサソリの激減により崩されつつある。だが、サソリは保護(hù)動(dòng)物に指定されていないため、行政が口を出すことは出來ない。農(nóng)業(yè)用運(yùn)搬車に10數(shù)人も乗せて真っ暗な公道を走行し、衝突事故を起こしたりもしている。

サソリは漢方では「全蠍（ぜんかつ）」という生薬として、鎮(zhèn)痙、鎮(zhèn)痛の効果があるとされている。中國(guó)では白酒（バイチュウ）に浸けたサソリ酒を飲んだり、唐揚(yáng)げにして食べたりするのが一般的。滋養(yǎng)強(qiáng)壯に効くとして、特に男性に人気だ。（翻訳?編集/NN）