観光や就職、留學(xué)などを目的に毎年多くの人が日本を訪れる「親日」で有名な臺(tái)灣。そんな臺(tái)灣の有名ネット掲示板PTTで今月19日、「日本と臺(tái)灣、選べるならどちらに生まれたいか」との質(zhì)問に対するあるネットユーザーの「斷言」が注目を集めている。

上記の質(zhì)問に回答したのは日本に3年ほど滯在しているユーザーで、「仕事」「環(huán)境」「アフター5（退勤後の時(shí)間）」の三つのポイントから分析している。

まず「仕事」について、IT関連の仕事は日本では大きな優(yōu)位性はないものの給料は悪くないと説明。「収入面だけを考えるなら斷然日本というわけでもないが臺(tái)灣よりは高い」とした。また、かつては（日本は）職場でのいじめやパワハラが多かったとする一方、「現(xiàn)在は法整備が進(jìn)んだ」とし、「仕事上のストレスもそれほどなく、最近は新型コロナウイルスの関係でほとんどリモートワークになっている」と説明した。

次に「環(huán)境」については、「臺(tái)灣は濕度が高く蒸し暑いのが耐えられない」とし、「日本も暑いが乾いた暑さなので、服は濕りはするが（汗で）ねばつくようなことはない」と紹介。賃貸物件の家賃は臺(tái)灣よりも圧倒的に高いものの、郊外ならそれほどでもないとした。また、休みの日の外出も「臺(tái)灣のようにどこに行っても人が押し合いへし合いしているような狀況ではない」としたほか、気候が穏やかで季節(jié)によって異なる景色が楽しめるので、遊びに行ける場所がたくさんあるとつづった。

続いて「アフター5」について、「たまにバーや居酒屋で一杯飲む。バーカウンターに座って隣の日本人と話したりするが、大體の人は臺(tái)灣人に良くしてくれる」「居酒屋にはおいしいものが多い」などとし、「時(shí)々夢中になりすぎて終電で帰ることもある。娯楽が多い。でなければ臺(tái)灣人がこれほど日本が好きなわけはない」と説明した。

同ユーザーはほかにも「子育て」について「絶対に日本がいい」とし、子どもが産まれたら出産育児一時(shí)金がもらえることや、國公立の學(xué)校の學(xué)費(fèi)が安いことなどを説明。また、「カラオケやボーリングが安く、空気も臺(tái)灣よりきれい」とし、臺(tái)灣にも良いところはあるとしつつも「臺(tái)灣に戻りたくなるような誘因がまったく思いつかない」と言い切った。

この主張は他のユーザーからおおむね賛同を得ている他、臺(tái)灣のメディアにも注目されており、聯(lián)合新聞網(wǎng)や三立新聞網(wǎng)、中國時(shí)報(bào)などが相次いで取り上げている。（翻訳?編集/北田）