2009年8月23日、香港紙?太陽報(bào)は「役人社會(huì)にはニセモノが満ちている」との記事を掲載し、中國本土の高官?権力者の間で出世のための學(xué)歴詐稱が蔓延していると批判した。25日付けの新華社通信（電子版）が伝えた。

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記事によると、江蘇省蘇州市委書記に先ごろ選任された蔣宏坤（ジャン?ホンクン）氏は「誠実さが突出している」と市民の間で大評判になっている。理由は、高學(xué)歴者があふれる官界の中で、蔣市委書記の學(xué)歴が「大専」（大學(xué)レベルの専門學(xué)校）だからだという。あるネットユーザーは「彼くらいの高官になれば大學(xué)院卒、博士課程卒などの學(xué)歴は何とでもなるのに、依然として大専のままだ。誠実さの現(xiàn)れであり、実に得がたい」と高く評価する。

同様の理由で國家発展改革委員會(huì)の張平（ジャン?ピン）主任はさらに高い評価を集めている。張主任の學(xué)歴は蔣市委書記よりさらに低く「中専」（中等専門學(xué)校）だからだ。ただし、一般市民はこの2人の実績についてはほとんど知らず、學(xué)歴の低さだけで評価しているのが実情だという。

ここ數(shù)年、官界のニセ學(xué)歴取得ブームは凄まじいものがある。自身の出世のために、地位や職権、さらには公金までも利用し、高學(xué)歴を取得する権力者?高官が後を絶たない。関係者は「ニセ學(xué)歴の取得者は、入學(xué)試験など正式な入學(xué)手順を経ずに有名大學(xué)に『入學(xué)』し、授業(yè)や試験は別人に受けさせ、卒業(yè)論文も代筆というのが実態(tài)」と話す。一方、大學(xué)側(cè)も官界とのつながりや権力者に貸しができることはメリットが大きく、雙方の利益が一致しているため、ニセ學(xué)歴取得者は増加の一途をたどっている。

こうした狀況に対し、記事では「権力と學(xué)歴の不適切な関係は腐敗の溫床となるだけでなく、中國の大學(xué)の価値を貶める。當(dāng)局が見て見ぬふりをし、権力者や高官がニセ學(xué)歴獲得に奔走するのは実に悲しむべきこと」と批判している。（翻訳?編集/HA）